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歯周病⑥

こんにちは!仙台市宮城野区パーク歯科クリニック、院長の相澤です。

 

前回からの続きで説明させていただきますが、歯周病は全身疾患と非常に深いかかわりがあります。

特に
①糖尿病
②心疾患
③脳血管疾患
とは密接な関係があります。

 

②の心臓の病気との関わりですが、歯周病菌は歯ぐきから血管を通り、血液を介し心臓にも移動します。
そのことにより、血管の壁に炎症を引き起こすのです。
すると炎症部分が動脈硬化を起こし、狭心症や心筋梗塞の引き金となることが分かっています。
動脈硬化の部分からは、歯周病菌が数多く発見されます。

 

③の脳の病気についても同様に歯周病菌が引き起こすきっかけになることがあります。
歯周病菌が血液中で血栓を作ってしまうことにより、血管がつまり、血液が十分に行き渡らないことから起こります。
血栓とは血液がなんらかの原因で塊を作ってしまうことであり、その原因の一つとして歯周病菌といわれているのです。

 

 

さて、これらのような悪影響にはどのように対処すればいいのでしょうか?

 

答えは、お口の中の歯周病菌を減らすことです。
しっかりを時間をかけてブラッシングする、歯石を取るといった基本的な部分が重要になります。
ただ、どんなに頑張っても歯周病菌は0にはなりません。
ただ、歯がある方で歯周病菌が0の方もまたいないと言われています。
要は、いかに最近の数を増やさず、少ない状態を維持するかということですね。

 

ちなみに、歯周病は早産や低体重児出産にも影響していると言われています。
妊娠している女性が歯周病の場合は、起こる確率が7倍であったとされた論文がありました。

 

原因が確実にはっきりしているわけではないようなのですが・・・。
まず、歯周病菌によって口腔内で炎症が起きる。
それによりサイトカインやプロスタグランジンという炎症性物質が出される。
炎症性物質によって陣痛が早められるという考え方です。

 

ただ、残念な情報として妊娠中は歯周病にかかりやすくなるということもあります。
理由の一つとして、女性ホルモンの関係で歯肉炎が起こりやすいということが言えます。
また、つわりにより、食事が不規則に、頻回になったり、嘔吐によって口の中が酸性に傾く。
ブラッシングも今までのようには出来ない時期があったりと。
これらのことが、口腔内の衛生状態を悪くし、歯周病にかかりやすい状態を作ります。

 

 

歯周病は虫歯と並んで歯科の中では2大疾患といわれているだけあって非常に罹患率が高く、また進行度によっては怖い病気であることが伝えられたでしょうか?
特に、心臓、脳、糖尿病との関連に関しては、理解を深めてもらいたいです。

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