歯周病について

歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)
最近けっこう暑くなってきましたよね〜!
夏は好きな方なんですが、急な暑さには体がついていきません…。(^_^;)

今回は歯周病についてお話しします!

 

実は、歯周病は口腔内の問題だけではありません。

歯周病の原因菌や、歯周病の炎症が、糖尿病の悪化、心臓疾患などに関与していたり、口腔内の細菌が誤嚥性肺炎の原因になるなど、全身に影響があります。

最近は、歯周病菌がアルツハイマー型認知症の原因物質アミロイドβの脳への蓄積に関与しているという報告も出ています。

 

怖いですよね。。。

 

普段から、歯肉の出血がある人は要注意です!
歯周病菌は血管を通って全身に運ばれるので、放置していると身体のどこかにも悪影響があるかも…!?

 

〜まずは歯周病のセルフチェック!〜

 

1.歯をみがくと歯肉から血が出ることがある。
2.口臭が気になる。
3.朝起きた時に口の中がネバつく感じがある。
4.歯の間に食べ物がはさまりやすい。
5.歯が浮いた感じや歯肉がむずがゆい時がある。
6.歯肉が赤くはれて痛みがある。
7.歯肉を押すと膿(うみ)が出る時がある。
8.歯が以前より長くなった気がする。
9.冷たいものでよく歯がしみる。
10.歯がグラグラ動く感じがする。

 

…1~10のどれかに心当たりはありませんか?
たくさん当てはまる方は、歯周病になっていたり進行している可能性があります。
早めに歯科医院で診てもらいましょう!

 

〜歯周病の原因と進行〜

歯周病の原因はデンタルプラーク(汚れ)の中の細菌です。
歯周病菌は嫌気性菌で、空気に触れないところ、歯周ポケット内に住みつきます。

歯周ポケットの深さは通常2~3mm程度です。しかし、ハミガキが不十分だったり、不規則な生活習慣などにより、歯周病菌が増えて、歯肉が炎症をおこして腫れてしまうと、4mm以上と深くなって、歯肉からの出血や膿もでてきます。

そして炎症を放置すると、歯の周りの骨(歯槽骨)が減りはじめて、支えが無くなり、歯がグラグラして最終的には歯が抜けてしまいます。

 

歯周病はある程度進行するまで症状が出にくいので、症状の無いうちから予防していくことが重要です!

 

歯周病をより進行させてしまうリスクになるものとして……
喫煙、バランスの悪い食事、肥満、全身疾患(糖尿病など)、服用薬、咬合(歯ぎしり、くいしばりなど)、不適合補綴物、ホルモンバランス、睡眠不足、ストレスなどがあります。

 

細菌はゼロにはならないので、増えないように、ハミガキなど毎日のホームケアで汚れを取る事や、生活習慣を整えることが大切です!

そして、歯科医院で定期的に検診やクリーニングを続けて健康を保ちましょう! (^ ^)