口腔機能回復について

みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐藤です☺️

6月で梅雨の季節のはずですが、夏のように暑い日が続いていますね😵☀️
夜は涼しかったりと気温差があるので、みなさん風邪をひかないように気をつけて過ごしましょう!

さて、今回は『口腔機能回復(機能的口腔ケア)について』お話ししていきたいと思います!

 

《健康体操(口のリハビリ体操)について》
口周りの筋肉を積極的に動かすことにより、唾液の分泌が促進され、咀嚼•嚥下•発音などの機能の衰えを防止し、脳への適度な刺激で顔の表情も豊かになります。
脳血管障害で麻痺が起こったらリハビリするのと同じように、口に麻痺があったら積極的にリハビリをして、廃用性萎縮を防ぎましょう。

《口腔機能の保持•回復のための体操》
①ゆったりとした姿勢で、背筋を伸ばして行います。
手をお腹に当て、鼻から息を大きく吸い込み、口をすぼめて大きくゆっくり息を吐きましょう。

②深呼吸しながらの首の運動
首を左右に傾けます
⬇︎
左右横を向きます
⬇︎
首を大きく回します

《顔面体操》
口の周りの筋肉を運動させたり刺激を加え、機能低下を抑えて食べこぼしなどを防ぎます。

•口を横にひく
•唇を突き出す
•頬を膨らます
•息を吸い込む
•声を出す   など

個人個人に合ったペースで、リズミカルに行うことが大切です!

《舌のストレッチ》
舌の動きがスムーズになると、食べ物を咀嚼したり飲み込んだりする動きはもちろん、発音や唾液の分泌も促進されます。

•口を開けたまま舌を前方に突き出す
•口を大きく開けて舌を顎につける
•口を開けたまま舌を左右に出す
•口を開けて舌先で唇を舐める

《唾液腺マッサージ》
加齢により唾液の分泌能力が低下したり、内服薬などの影響で、口が乾きやすくなったりします。
マッサージをして、唾液の分泌を促しましょう!

◉耳下腺への刺激
人差し指から小指までの4本の指を頬に当て、上の奥歯のあたりを後ろから前に向かって回す。(10回)

◉顎下腺への刺激
親指を顎の骨の内側のやわらかい部分に当て、耳の下から顎の下まで5カ所くらいを順番に押す。(各5回ずつ)

◉舌下腺への刺激
両手の親指を揃え、顎の真下から手を突き上げるようにゆっくりグーッと押す。(10回)

このように、身体のリハビリと同じように、口にもさまざまなリハビリ方法があります!
今特に口周りに問題はないとしても、顔面体操や舌を動かすことは表情筋を鍛えることにもつながりますし、唾液腺マッサージで唾液の分泌を促進することは生活する上でも大切なので、みなさん積極的に運動を行って機能低下防止に努めていきましょう✊