妊娠中の食生活やお口のケアについて🤰

みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐藤です☺️

2月になり、変わらず寒い日が続いていて、たまに雪も降り通勤•通学が大変な日もありますね、、❄️
温かいものを食べて、みなさん体調を崩さないように気をつけて過ごしましょう!

さて、今回は、『妊娠中の食生活やお口のケアについて』お話ししていきたいと思います!

《妊娠すると…🤰》
妊娠すると唾液の分泌量が減り、pHが傾くとむし歯になりやすくなります。

また、間食の回数が増えるため、歯の再石灰化が起こりにくくなり、むし歯が進行します。

女性ホルモンのバランスが崩れ、歯周病菌が繁殖したり、つわりで歯が磨けないため歯肉の炎症が進行します…

歯肉炎になると、病原菌が胎盤の中へ流入し、早産・流産・低体重児の危険性が7倍にも上がってしまいます😱

《食生活🍚》
★妊娠中の栄養は、母体の健康、胎児の発育に必要であるだけでなく、分娩、出産後、授乳、育児にまで影響します。
毎日バランスよく食べることが理想的です。

★赤ちゃんの歯が作られる顎の骨は、妊娠して7週頃にでき、この骨の中に乳歯が芽生え始めます。
胎児が4〜5ヶ月くらいになると、母体の血液中のカルシウムやリンが歯の石灰化を促進します。この妊娠中期に母体の栄養状態が悪いと赤ちゃんの歯が弱ったり、むし歯が出来やすい歯質になると言われます。
妊娠中の食事にタンパク質とカルシウムはかかせません。ビタミンA・C・Dも必要なので、毎回の食事は幅広い食品の中から選び、偏食しないことが大切です!

《ブラッシングのポイント🪥》
★ヘッドの小さいブラシを選ぶ
★歯磨剤は使わなくてもいい
★食後よくうがいをする
★お風呂で磨くなど、気分がいいときに磨く
★できればフロスや歯間ブラシなど補助用具も使う
★口を開けたまま前かがみになって、かき出すように磨く

《フッ素の効果🦷》
★歯の石灰化を促進する
★フッ素が歯に取り込まれ、酸に強い歯を作る
★むし歯菌が酸を作るのを抑制する

《キシリトールの効果》
むし歯菌(ミュータンス菌)や歯垢を減らす作用がある「キシリトール」を摂取すると、産まれてくる子供のむし歯菌感染が抑えられます。
食後のおやつ後に噛んだり、長期間続けて噛むことが効果を引き出すポイントになります✨

 

このように、妊娠中は間食の増加やホルモンバランスの乱れなどにより、歯肉炎やむし歯になりやすくなってしまいます。
無理のない範囲で日々のお口のケアを行い、バランスよく食事をとって健康な状態を維持出来るよう頑張りましょう🌟