虫歯予防について

こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)
3月は、ひな祭りの季節。この時期は大好きな「くぢら餅」という地元のお菓子が食べたくなります。雛人形の段の下にお供えするお菓子の定番で、ゆべし・ういろう・がんづき、などの仲間だと思います。
実家からたくさん送られてきたので、冷凍して少しずつ食べてます。フライパンで少し焼いて食べるのが好きです(^ ^)
 
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もうすぐ春休み!
家に居る時間が長くなると、虫歯のリスクが上がりやすいです!

そこで今回は、

〜虫歯予防について〜

①「宿主と歯」

②「細菌」

③「糖」
④「時間」
この4つの条件が重なることで、虫歯になります。

①②③④のどれかの影響を無くしたり、それぞれのリスクをできるだけ小さくすることができると虫歯予防になります!それぞれについて詳しくみていきましょう!

 

①宿主
…体の抵抗力、歯質の強さ、歯列、唾液の量や質などには個人差があり、同じケアをしていても虫歯になる人とならない人がいます。

【対策】
・フッ素塗布、シーラント処置などで歯質を強化。
(お家のハミガキ粉のフッ素も、できるだけ口腔内に残るように、ハミガキ後のウガイは1回だけにしたり、フッ素ジェルでの仕上げ磨きや、フッ素洗口も行うのがおすすめです。)

・唾液がたくさん出るように、よく噛んで食事しましょう。

 

②細菌

…糖を分解して、酸を産生する細菌が「虫歯の原因菌」です。
虫歯菌は常在菌に含まれるため、一度口腔内に定着するとゼロにはなりません。
歯垢(デンタルプラーク)の中で増殖するので、毎日しっかり汚れを取り除いて、虫歯菌が少ない状態をキープすることが大切です。
【対策】
・適切なハミガキ。ハブラシ以外にも、歯間ブラシやフロスも使って、できる限り汚れを取り除きましょう。
・バイオフィルム(ぬめり汚れ)や歯石の除去。お家で取れないガンコな汚れは、定期的に歯科医院で取り除きましょう!
③糖
…飲食のたびに虫歯菌は糖を分解して酸を出して歯を溶かします。

つまり、糖が虫歯菌のエサになります。

【対策】

・食後のハミガキで、口腔内に残っている糖を取り除きましょう。
・飲み物は、お茶や水など、糖分が入ってないものにしましょう。

・キシリトールなどの虫歯の原因にならない甘味料を上手に取り入れましょう。

 

④時間

…飲食のたびに、口腔内は「酸性」になって歯が溶かされはじめます。その後、唾液で中和されて元の「中性」に戻るのに、30〜60分かかります。
唾液が少ない場合や、甘いのも、すっぱいもの、炭酸飲料などが口腔内に残っていると、「酸性」の状態が長く続いてしまいます。
【対策】
・飲食後は、できるだけ早くハミガキをしましょう。

細菌のすみかである汚れを取り除く事と、細菌のエサとなる糖を取り除く事が重要です!

・飲食の回数が多くなりすぎないようにしましょう。

・ダラダラ時間をかけての飲食はやめましょう。年齢や環境などで、みなさんそれぞれ虫歯のリスクは違います。

毎日のホームケアと、定期的な歯医者でのチェックやフッ素塗布で、虫歯を予防しましょう!(^ ^)