こんにちは🌞
歯科衛生士の村井です🐽
最近は暖かい日が続きますがみなさまいかがお過ごしですか?以前読んだ「夜明けのすべて」がきっかけで、最近は瀬尾まいこさんの小説をよく読んでいます📕「幸福な食卓」「傑作はまだ」を読みました。どちらも少し変わった家族の話なのですが、読んだ後に心があったかくなってとても良かったです😌あまり読書をしない人にとっても読みやすい作家さんだと思うので、久しぶりに本を読もうかなと思っている方にとてもおすすめです♪ちなみに次は「その扉をたたく音」を読む予定です。
さて今回は唾液のお話です😛
唾液は消化液として食べ物を消化するのと同時に飲み込みを助ける働きをしています。また、粘膜や歯を保護してお口の環境を整える働きもあります。このほかにもたくさんの働きをしている、そ唾液の役割について詳しくお話ししますね💡
①消化作用
耳の下くらいにある唾液が出る腺(唾液腺)からの唾液には消化を助けるアミラーゼという消化酵素が含まれています。アミラーゼはデンプンなどの炭水化物を糖類に分解する役割があります。
②潤滑作用
ムチンというタンパク質が唾液に粘性を持たせることで、飲み込みがスムーズにできたり、会話の時の舌や唇の動きを円滑にします。
③保護作用
唾液に含まれるムチンが歯の表面にくっついて粘膜や歯を乾燥から防いでいます。
④緩衝作用
お口の中のpHを一定に保って、細菌の繁殖を防ぎます。
(お口の中は常に中性を保っていますが、食事をすると一気に酸性に傾きます。酸性の状態は歯が溶け出してしまい、虫歯のリスクが高くなりますが、唾液が中和する事でまた中性に戻ります。)
⑤再石灰化作用
お口の中が酸性に傾くと歯が溶け出してきます。ですが、先程の緩衝作用により中性に戻ったお口の中では溶け出した歯がまた元に戻ります。これを再石灰化といいます。
⑥洗浄作用
唾液は歯や粘膜にくっついた汚れを洗い流してくれる働きがあります。唾液腺がある上の歯の奥歯表側や、下の前歯の裏側は虫歯になりにくいとされています。
⑦抗菌作用
唾液にはリゾチームやヒスタチンなどの酵素が含まれていて、それらが細菌を溶かしたり、繁殖を抑える働きをしています。
いかがでしたか?唾液にはこんなにもたくさんの役割があります。ですから、唾液がたくさんあるということは常にお口の中が綺麗で全身を守る力が強いといえますね。ですが、加齢や薬の副作用、口呼吸などによって唾液量が少なくなることがあります。唾液をたくさん分泌するにはよく噛むこと、お顔周りのエクササイズが大切です。お口の乾燥が気になる方はぜひご相談ください✨