神経を抜いた歯でもまた痛みが出るのはなぜ?

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!いつもご利用いただきありがとうございます!

2018年ももうすぐ終わりですね!みなさんはどんな1年間でしたか?年末年始は当院は休診になってしまいますので、歯でお困りの方は早めに来院してくださいね!毎年この時期はとても混むので来院される時は一度お電話ください(‘ω’)ノ

では今日のテーマは「神経を抜いた歯でもまた痛みが出るのはなぜ?」です。虫歯が大きくなれば歯に穴があいてしまい冷たいお水など刺激を与えると痛みますよね。これは歯に神経があるからです。虫歯が神経までいってしまえば、神経は残すことが出来ない事が多いのでその時は神経を抜く治療をします。神経を抜いてしまうと今までの痛みはなくなります。これで「もうあのひどい痛みに悩む事はないんだ!!」と喜んでしまう方もいます。気持ちは分かりますが・・実は神経を抜いた歯でも痛みが出ることがあります。

なぜ神経を抜いても再び痛くなってしまうことがあるのか?

神経を抜いた歯でもまた痛みが出てしまう理由は、歯の中で細菌が再び増殖し、歯の根の先で膿を作ってしまうからなのです。

もしも膿が溜まってしまったら・・硬い歯や骨の中で膿はどんどんたまっていくので逃げ場所がなく歯茎が腫れてきて痛くなるのです。こうなると膿を逃がすために被せ物をはずして、根っこの治療が必要になります。

神経を抜いたり根っこの治療は慎重に

根の治療を適切に受けないと成功率は下がりこのように膿がたまってしまうことがあります(もちろん慎重に適切に治療をしてもらっても、膿がたまってしまうことはあるのですが・・)質の高い根の治療を行うには根の治療中に歯の中の細菌を取り残してしまったり、歯の外から中へ細菌を入れてしまったりしないようにラバーダムやマイクロスコープなどを使用した治療も必要になってきます。

※ラバーダム・・ゴムのシートに穴をあけて金具などで歯に固定し治療する歯だけを露出させるもの。唾液などが歯に入って細菌の感染を防ぎます。

また、神経を抜いて痛みがなくなったので安心して治療を中断しそのままにしておくと・・・歯の中にばい菌が入ってしまい膿がたまってしまいます。根の治療の中断はとても危険なので、途中の方は早めに歯科医院に行きましょう。

被せ物による効果

質の高い根の治療を受けても、被せ物と歯の間に隙間があると細菌が入ってきてしまい、歯の中で再度細菌が増殖、歯の根の先で膿を作り痛みが出てしまう可能性があります。

質の高い被せ物を入れるには適合性の良いゴールドやセラミックやジルコニアなどの材料で被せ物を作るとより歯に優しく神経を抜いた歯でも再度痛みが出る可能性は低くできます。保険の金属の被せ物を入れる場合は定期的にレントゲンを撮って、劣化による隙間などがないかチェックしてもらいましょう。