前歯が1本だけ黒いんです・・という悩みの解決方法

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!いつもご利用いただきありがとうございます!

 

こちらの絵をご覧ください↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなことに気づきましたか??

すぐにお分かりかと思いますが、右上の前歯が1本他の歯に比べて黒ずんでいますよね?

「前歯が1本だけ黒いんです・・」という悩みを抱えている方の為に今日は解決方法をご紹介していきます。

 

なぜ歯が1本だけ黒くなっているのか?

改善するにもまずは歯が1本だけ黒くなってしまった原因を知らないといけないです。考えられる原因はいくつかあります。

①歯の神経が死んでいる

 

 

 

 

 

歯の中には神経があります。神経があることで歯に栄養がいき、歯の組織がつくられ、痛みなどを感じる事ができます。

しかし、大きな虫歯になってしまい歯の内部にある神経まで到達してしまうと、神経が炎症をおこし黴菌に感染して神経を取ってしまわないといけなくなったり、大きな虫歯じゃなくても歯を強くぶつけてその衝撃で歯の神経が死んでしまうこともあります。

では神経を失った歯はどうなるでしょうか?

神経がないと歯には栄養がいきませんので干乾びます。ミイラとかかれた草とかを想像して下さい。カラカラになって茶色いですよね?歯も同じようになってしまうという事です。

なので神経が死んでいる歯というのは、他の健康な歯に比べて黒っぽくなってしまうのです。

 

②差し歯が黄ばんだ

前歯に健康保険適用の差し歯をしていると1本だけ色が違うという現象が起きてしまいます。詳しく説明しますと、健康保険適用で作製する差し歯の材料には制限があるからです。

ではどんな材料か?というと金属とプラスチックになります。

 

 

 

 

 

このように金属の被せ物の正面の見えるところに歯と同じような色のプラスチックを貼り付けているものです。「じゃあ他の歯と合うような色にしてくれ!そうすれば1本だけ黒っぽくはならないでしょ?」と思うかもしれませんが、型をとって歯科技工士さんへオーダーするときにしっかりと色を合わせてもらっているので最初は色に関しての違和感はさほどないと思われます。

ではなぜ1本だけ黒ずんでしまうかというと、プラスチックが原因です。プラスチックというのは水分を吸収しやすい性質があります。長年使っていて黄ばんだプラスチック製品って結構あると思いますがどうでしょう?思い浮かびませんか?

歯科用のプラスチックも同じように、最初はいいのですが長く使っていると食事や嗜好品などでいつかは黄ばんできてしまうのです。

 

このように私が思いつく原因を紹介しましたが、このような悩みでお困りの方は歯科医院に行って詳しく原因を調べてもらうのが一番いいでしょう。

 

歯が1本だけ黒いのを改善する方法

歯が黒ずんだ原因によって改善方法は異なりますが、このような症例でしたら「セラミック治療」で改善します。

他にもホワイトニングなどで黒ずんだ歯を白くすることは可能ですが、歯の神経が死んでしまっていると思うような効果がでなかったり、差し歯はホワイトニングをしても効果がでないのでセラミックでの被せ直しが私は最善の方法だと思います。

※健康保険適用の差し歯でも一時的には改善しますが、いずれまた変色してしまうことが懸念されますし、「黄ばんだらそのたびにやり直せばいいじゃん」という考え方もありますが、そうするとそのたびに被せ物を削って壊し歯をまた整えて削り・・の繰り返しでは歯にも負担がかかってしまいます。それに差し歯で使う金属は金属アレルギーや歯ぐきが黒ずむ原因になったりして体に良くないんです。汚れが着きやすかったり、劣化して隙間が空きなり黴菌が入って虫歯の再発や歯周病、口臭の原因になりやすいのもマイナスポイントではあります。ただし安いです。

セラミック治療は被せるタイプとラミネートべニアといいネイルみたいに歯に張り付けるタイプのものがあります。

被せるタイプ
ラミネートべニア→
歯の表面に張り付けます

 

 

 

 

 

 

セラミックはプラスチックと違い変色がほぼなく、透明感もあり、天然の歯と同じように美しいです。また汚れもつきにくいので歯にとっても優しい素材になっています。

詳しくはセラミック治療の動画でご覧ください!

セラミック治療動画