みなさんこんにちは。医療法人社団青葉会事務局の庄子です。いつもご利用いただきありがとうございます。
本日は歯医者さんの『麻酔』についてご説明します。麻酔が苦手な方って結構多いですよね。逆に麻酔が好きだというかたは聞いた事がないですが・・。
怖いイメージの麻酔ですが、どんなものかを知っておくことは治療を受ける際の恐怖心を少し緩和してくれると思います(反対に想像しすぎて怖くなってしまっら申し訳ないです)
麻酔の効果
まずは麻酔はどんな時にするのか?ですが、主に虫歯や歯周病になってしまい歯を削ったり、神経を取ったり、歯を抜いたりするときに使います。そのままこのような治療をしたら、痛くて我慢できないですからね。
麻酔をすることで、『痛みを感じなくする』『止血をする』という効果があります。
麻酔をする前の注意
麻酔をする前には(又は初診時、再初診時のカウンセリングで)必ず問診があります。それは、歯の治療を(麻酔含めて)することで、治療中に基礎疾患が増悪する可能性があったり、治療計画・方針にも影響する可能性があるからです。
問診の際には、過去に歯科治療で気分が悪くなったことがある、基礎疾患がある、怖い・・など小さなことでもちゃんと伝えてもらえると、安全に配慮した歯科治療ができます。
歯科治療で注意しないといけない全身疾患をご紹介します。
・高血圧症、狭心症、心筋梗塞
・気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患
・糖尿病、甲状腺機能亢進症、副腎皮質機能亢進症
などです。
麻酔で起こる偶発症にはアナフィラキシーショック、局所麻酔中毒、血管収縮薬に対する反応などがあります。
その他にも恐怖心からくる眩暈、冷や汗、呼吸がしづらくなってしまうなど、具合が悪くなることもあります。
今まではこのようなことにならなかったのに、体調により症状が出てしまう場合もあり得るので、治療中に何か異変を感じたらすぐに歯科医師、歯科助手に伝えましょう。
麻酔の麻酔
麻酔はどうやって効かせるかというと・・・・・注射です。
なんだか怖いですよね(;・∀・)
注射の針を歯茎に刺して、麻酔薬を入れていくのですが、この針を歯茎に刺すときが何とも怖いですね。
でも安心して下さい。すぐに歯茎に刺すわけではなく「麻酔の麻酔」をしてから刺します。
麻酔の麻酔とは表面麻酔のことで、歯茎の粘膜表面から作用させる塗り薬です。麻酔をする前は必ず表面麻酔を歯茎に塗って少し時間を置いてから注射をしていきます。針のチクッとした痛みがほとんど感じない(または緩和)です。
麻酔後の注意事項
麻酔をするとその歯だけではなく頬っぺたや唇の間隔もなくなります。治療が終わってもまだしばらくは麻酔が効いたままの可能性が高いので、間違って頬っぺたや唇を噛んでしまったり、熱い食べ物で火傷をしないように注意してください。
どれくらいで麻酔が切れるかは個人差があります。大事な予定の前(食事会や仕事で話さなくてはいけない場合など)には麻酔を使う治療の予約は避けた方がよさそうですね。
歯の痛みが強いと麻酔は効かない?!
実は麻酔は歯が痛くなってからだと効きにくくなってしまうのです。理由は、麻酔はアルカリ性よりの環境にならないと効かないのです。痛みがあったり、腫れている場合などは、その部分は酸性になっています。
歯がとっても痛いのに麻酔が効かなくて大変な思いをしている患者さんを何人もみてきました・・。
辛い思いをしないように、痛くなる前に歯科検診に行きましょう。
歯磨きはインフルエンザなどのウイルス感染対策に有効だとご存知でしたか(・∀・)??日頃から丁寧な歯磨きを心がけてウイルスから体を守りましょう!!
歯は全身の健康にも深くかかわっています。歯を出して気兼ねなく笑うことやよく噛んで食事を楽しむことは免疫力アップにもなります。
歯の治療に不安がある方は治療の説明動画を是非ご覧になって下さい!言葉だけでの説明よりも分かりやすいと思います✨
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