歯周病について

こんにちは!歯科衛生士の遠藤です!♪( ´▽`)

11月になり、だいぶ寒くなりましたよね〜!
うちの犬は寒いからか座布団の上に、さらにクッションと毛布を持ってきて寝てました〜

 

 

 

今回は歯周病について!

歯周病は口腔内の問題だけではなく、歯周病の細菌や炎症が、糖尿病など全身疾患の悪化に関与していたり、口腔内の細菌が誤嚥性肺炎の原因になるなど、身体全体にも影響があるというのをみなさんも聞いたことがあるかもしれません。

最近では、九州大学の研究で、歯周病の細菌がアルツハイマー型認知症の原因物質アミロイドβの脳への蓄積に関与しているメカニズムが分かったりしました。

怖いですよね。ΣΣ(゚д゚lll)!

普段から歯肉の出血がある人は要注意!
歯周病菌は血管を通って全身に運ばれるので、放置していると身体のどこかに悪影響があるかも…!?

まずは歯周病のセルフチェック!

1.歯をみがくと歯肉から血が出ることがある。
2.口臭が気になる。
3.朝起きた時に口の中がネバつく感じがある。
4.歯の間に食べ物がはさまりやすい。
5.歯が浮いた感じや歯肉がむずがゆい時がある。
6.歯肉が赤くはれて痛みがある。
7.歯肉を押すと膿(うみ)が出る時がある。
8.歯が以前より長くなった気がする。
9.冷たいものでよく歯がしみる。
10.歯がグラグラ動く感じがする。

…1~10のどれかに心当たりはありませんか?
たくさん当てはまる方は、歯周病になっていたり進行している可能性があります。
早めに歯科医院で診てもらいましょう!

歯周病の原因と進行

歯周病の原因はプラーク(汚れ)の中の細菌。
歯周病菌は嫌気性菌で、空気に触れないところ、例えば歯周ポケット内に住みつきます。

歯周ポケットの深さは通常2~3mm程度です。しかし、ハミガキが不十分だったり、不規則な生活習慣などにより、菌が増えて歯肉が炎症をおこして腫れてしまうと4~5mm以上と深くなって、歯肉からの出血や排膿もでてきます。
そして歯を支える歯槽骨が失われてくると、歯がグラグラして最終的には歯が抜けてしまいます。

歯周病はある程度進行するまで症状が出にくいので、症状の無い時から予防していくことが重要です!

 

歯周病を進行させるリスクになるものとして、
喫煙、バランスの悪い食事、肥満、全身疾患(糖尿病など)、服用薬、咬合(歯ぎしり、くいしばりなど)、不適合補綴物、ホルモンバランス、睡眠不足、ストレスなどがあります。

 

細菌はゼロにはならないので、ハミガキなど毎日のホームケアと生活習慣を整えること!プラス、定期的な歯科医院での検診やクリーニングを続けて健康を保ちましょう!