歯肉炎ってなに?

こんにちは😃
歯科衛生士の村井です🐽

本格的に秋の涼しさになってきましたね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。突然ですが私、季節の中で秋が一番好きでして、食べ物も美味しいし、何よりお洋服が可愛いですよね🥰最近は深い緑色のトップスを購入しました。デニムに合わせても可愛いし、スラックスでローファー履いたらマニッシュで素敵じゃないですか?短い秋の季節を可愛いお洋服で存分に楽しみたいと思います♪

さて今回は歯肉炎についてのお話です。

みなさん、歯肉炎は歯周病のひとつであることを知っていますか?

歯周病とは、歯の周りの骨や歯茎といった歯を支える組織(歯周組織といいます)に炎症が起きる病気の総称です。ですから、歯の周りの歯茎が腫れる歯肉炎も歯周病の一つと言えます。

(ちなみに歯を支える骨が溶けていってしまうのは歯周炎といいます🤔)

歯肉炎の種類は主に3つに分類されます。

①歯垢による歯肉炎(プラーク性歯肉炎)

プラーク性歯肉炎は歯の根元近くの歯茎や歯と歯の間の歯茎が赤くなり、腫れてきます。ただ、骨が溶けたりはしていません。

こんな研究があります。

健康な歯茎のボランティア被験者が歯磨きをやめると、歯垢が歯の表面に蓄積し始め、9~21日後に歯肉炎の確立した。その後、歯磨きを再開すると1週間ほどで歯肉炎の状態が消退した。

プラーク性歯肉炎は毎日の歯磨きで防ぐことができる病気というのが分かってもらえたでしょうか?では次の種類です。

②アレルギー反応や外傷による歯肉炎(非プラーク性歯肉炎)

金属やレジンといった虫歯治療後の被せ物に対するアレルギー反応で、歯肉炎が起きることもありますが、実際は被せ物と歯茎の間に歯垢が溜まってしまっているプラーク性歯肉炎であることも多いです。また、外傷とは熱いものを食べて火傷をしたり、歯ブラシを強く当てすぎてしまっていることによる歯肉炎もあります。これは一過性であり、少しすると治ることが多いです。

③服薬による歯肉炎(歯肉増殖)

特定の薬剤を常用している患者さんに多く見られる歯肉炎です。直接の原因は歯垢ですが、薬剤がその歯肉炎を増長させるといわれています。歯肉増殖を惹起する薬剤はフェニトイン(抗てんかん薬)やニフェジピン(降圧薬)が知られています。

いかがでしたか?歯肉炎には色々な原因がありますが、1番の原因はやはり歯垢です。ですから、毎日の歯磨きでしっかり歯茎に近い根元の部分や、歯と歯の間の汚れを落としましょう😊