酸蝕歯について

こんにちは!

歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)

5月に入りだいぶ暖かくなったので、アイスを食べる頻度が増えました。最近食べた中では、ハーゲンダッツ和のスイーツが美味しかったです!

 

 

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今回は酸蝕歯について!

みなさんは、酸蝕歯(さんしょくし)って聞いたことはありますか?

 

★酸蝕歯とは、

…酸性の飲食物を口にすることで、歯が溶けた状態です。

炭酸飲料、柑橘類、梅干、酢、ワイン、乳酸飲料、スポーツドリンク(クエン酸など)、栄養ドリンク、ドレッシング、など酸性のものが口腔内に入ると歯が溶け始めます。

(酸蝕歯は、細菌に関係なく飲食物の酸で歯が溶けるので、虫歯とは少し違います。)

 

 

★酸蝕歯の症状チェック

・歯の先端が透けたように見える。

・知覚過敏の症状がある。(冷たいもの、熱いものなどがしみる)

・歯の表面が薄くなり象牙質が透けることで歯が黄ばんで見える。

・歯の表面にへこみがある。

…このような症状がある方は酸蝕歯の可能性があります。

 

 

★脱灰(だっかい)と再石灰化(さいせっかいか)について

 

・脱灰

… 飲食すると口腔内が酸性になり、歯の表面が溶かされること。

 

・再石灰化

…唾液で中和されて口腔内が中性に戻ると、歯の表面にミネラルが戻り、修復されること。

 

毎日、飲食のたびに脱灰と再石灰化が繰り返されています。脱灰の時間が多くなると、虫歯も酸蝕歯も進行してしまいます。脱灰を少なくして、再石灰化の時間をしっかりとれるようにしたいですね。

 

 

★酸蝕歯の対策

 

・酸性の飲食物を口腔内に長時間とどめないようにする。(長時間の飲食や回数が多くならないようにしましょう。)

 

・酸を早く中和させるため、飲食後に水を飲んだりウガイをする。

 

・酸を早く中和するために、唾液がたくさん出るように、よく咬んで食事をする。食後キシリトールガムをかむ。

 

・スポーツ後や就寝中は唾液の量が少なくなるため、その前後は酸性度の高い飲食を控えるようにしましょう。

 

・フッ素やリカルデントを含む製品は再石灰化の促進を期待できます。これらを含むハミガキ剤などを使って歯質の強化をしましょう。

 

 

★いろんなもののpH(ペーハー)の目安

…中性はpH7.0です。

それよりも数字が小さいと酸性。

数字が大きいとアルカリ性です。

 

ちなみに、

…歯の表面のエナメル質が溶け始めるのはpH5.5です。

…歯肉が下がって露出した根元の象牙質が溶け始めるのはpH6.2~6.5です。

 

pH7.0  …水道水

pH6.8  …牛乳

pH6.2  …緑茶

pH6.0  …ウーロン茶

pH5.5  …みそ汁

pH5.0  …トマトジュース、ウイスキー、焼酎

pH4.6  …炭酸水、しょうゆ

pH4.0  …ヨーグルト

pH3.5  …サイダー、スポーツドリンク、りんごジュース

pH3.3  …ワイン、グレープフルーツ

pH3.0  …黒酢、梅酒

pH2.5  …栄養ドリンク

pH2.2  …コーラ飲料

pH2.1  …レモン

pH1.0~2.0  …胃液

 

これを見ると、すっぱいものじゃなくても、思った以上に歯は溶けやすいと感じるかもしれません。とくに、歯ぐき下がりで根元の象牙質が露出している所は、溶かされやすいです。

虫歯・歯周病とともに、酸蝕歯も気を付けていきましょう!(^ ^)