歯の神経は残した方がいいの?

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!いつもご利用いただきありがとうございます!

 

治療していて先生に「虫歯が深くて削ると神経ギリギリだけど残した方がいいですね。でも痛みが出る可能性もあるので、その時は神経を取る処置をしましょう・・。」なんて言われたことはないですか?「痛くなるなら神経取ってよ!!」「治療回数が増えるなら最初から神経取ってしまった方がいい」などと思うのはしょうがないです。ではなぜ先生は神経を残す事をすすめるのでしょうか?神経がなければ虫歯になっても痛みは感じずお口のトラブルは解消できると思うのに・・・

それには理由があります。今日は歯の神経の役割を説明しますので、多くの方に理解していただけるとありがたいです!!

歯の神経の重要な役割

・歯の神経には血管(動脈・静脈)があり、歯に栄養を送ってくれます。

・熱い、冷たいなどの温度を感じさせてくれます。

・しみたり痛みを感じる事ができるので虫歯になれば異常を教えてくれます。

など重要な役割があるのです。

神経を取ってしまったらどうなる?

・歯に栄養が行かなくなるので、歯がもろくなり欠けたり割れたりしやすくなります。

・歯の寿命が短くなります。

・歯が黒く変色します。

などの問題がおきます。前歯の神経がなくなり歯が黒ずんできたらイヤですよね・・(´・ω・)

このように神経をとってしまうと問題もありますが、歯がものすごく痛くなったり、根に膿をもつくらい炎症がひどいとやっぱり神経をとる治療が必要になります。

神経を取っても痛みが出る場合がある?!

神経を取る治療をして激しい痛みが引き一安心・・・となっても後から痛みが出る場合があります。治療による一時的なものもありますが、根の中の炎症などで痛みが出て根っこの先に膿が溜まったりすると根幹治療が必要になり、ばい菌が感染した根っこの中をキレイにするために何回も治療に通うようになってしまいます。根の先に膿が溜まると眠られないくらい痛みが出る場合もあるので辛いですね(;^ω^)

 

このように神経を抜く治療は、抜いたら終わりであとは痛みなく快適な生活・・・とはいかずに後々痛みが出てきたり、歯が割れたり欠けたりしやすくなったり、見た目が悪くなったり色々な問題に苦しめられてしますのです・・。先生が神経を取るのを躊躇するのも納得です。

大事なのは、神経を取るようにならないように普段からメンテナンスに通い虫歯や歯周病の予防をしていきましょう!!