根っこの治療は最後までが肝心

 

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!いつもご利用いただきありがとうございます!

歯医者さんで治療をすると何回も回数がかかるイメージをお持ちの方が多いようですが、それはきっと歯の根っこの治療のイメージが強いからだと思います。1回でパパっとやってくれればいいのに・・・と思うかもしれませんが、この根っこの治療はとっても大事な治療です。回数がかかって途中でやめてしまう方も多いですが、治療を中断させてしまうともっと恐ろしいことが待っているので根っこの治療の大切さを知って欲しいです!

まずは根っこの治療がどんなものなのかを知ることが大切です。

 

この絵のように歯の神経にばい菌がはいったりして根っこが炎症し、根の先に膿が溜まると痛みが出たり腫れたりします。このようになると根っこの治療が必要になります。歯が痛くなった時は虫歯以外にもこのような根の病気も考えられるので、レントゲン撮影が必要になります。レントゲンを撮らないと何で痛みが出ているか正確に分からない場合がありますのでご協力お願いします。

 

根っこの治療をするには根っこに器具や薬が通って溜まった膿が出てこられるように歯を削って穴をあけます。元々神経を取って被せ物をしていた歯は被せ物を壊していきます。穴をあけると溜まっていたガスや膿の逃げ道ができて楽になります。
絵のような針のような道具を見たことはございますか?これは根っこの中に通して中を削り取り感染した所をキレイにしていくための道具です。長さや太さが違うものが沢山あります。口に何かをかけられてピッピッピと音が鳴るのは根っこの長さを測っている機械の音です。見えないと何を行っているか分からなくて不安ですよね(;^ω^)

1回の治療で根っこの中がある程度キレイになったら消毒してお薬を入れてフタをします。そして数日後にまら来院していただき、フタをあけて根っこの中を確認します。まだ膿が出てきたり炎症があるようででしたら感染した部分を取っていき、消毒してお薬を入れてフタをします。中がキレイになるまでこの繰り返しになるので根っこの治療は回数がかかります。

もしもこの根っこの治療の途中でやめてしまったらどうなるでしょう?痛みがおさまってもいずれまた膿が溜まって痛くなったり、根っこが腐ってしまい保存が不可能になる場合だってあります。ちゃんと治療すれば使い続けられる歯だったのに、治療を中断したことで最終的には歯を抜かなくてはいけなくなる場合もあるのです。歯を抜いたら歯の代わりに入れ歯かブリッジかインプラントを入れないといけなくなります。これらの治療を行うにもまたまた時間や期間がかかってしまいますね。

根っこの中がキレイになったらばい菌が入ったり、歯が腐ったりしないようにお薬を詰めます。お薬を詰めたらちゃんとピッタリ入ったかレントゲンを撮って確認します。これで痛みが出なければ根っこの治療は終わりです。ただ、永遠に安心というわけではないので(繰り返し膿が溜まって根っこの治療をやり直しする方もいます)定期的にレントゲンを撮って先生に診てもらいましょう。
根っこの治療をするために歯に穴をあけているので、根っこの治療が終わっても歯としては噛めないので被せ物を作らないといけません。ただ、神経がない歯は栄養が来なくて欠けたり割れたりしやすいので歯の中に土台をたてて補強が必要になります。
土台をたてたら型をとって完成した被せ物をつけて治療終了です。根っこの治療をしっかり行わずに治療を急いで被せ物までしてしまうと、後から痛くなる可能性があり、そうなるとせっかく作った被せ物も壊してはずさないといけないので作り直しになってしまいます。なので根っこの治療は回数をかけても慎重に丁寧にやっていくのです。

 

根っこの治療が途中で中断している方は早めに歯科医院に行きましょう(*^_^*)