虫歯の治療だけで終わらせていませんか?

みなさんあけましておめでとうございます!青葉会事務局の庄子です!いつもご利用いただきありがとうございます!今年もどうぞよろしくお願い致します!

 

今年もみなさんの歯の健康をサポートできるように精一杯頑張ります(*^^*)今日のテーマは「虫歯の治療だけで終わらせていませんか?」です。「え?歯医者さんなんだから虫歯の治療以外に何があるの?」と思う方もいると思いますが・・・。歯科で大切なのは「予防」です。当院は「予防」を中心に考えている歯科医院です。もちろん虫歯の治療も大切ですが、なぜ「予防」に力を入れているのか今日は説明していきますね!

 

歯は一度削るとまた虫歯になりやすい

みなさんは虫歯の治療をしたことがありますか?虫歯になってしまった歯を削って詰め物をしたり、虫歯が深ければ神経の処置をして被せ物をします。痛みがあった方は処置が終わり痛みが無くなれば・・「あー良かった!!これでもう安心だ!」と思ってしまうでしょう。でも、注意が必要です。虫歯の原因を思い出して下さい。虫歯の元々の原因は口の中の虫歯菌です。菌って・・すごーく小さいですよね?歯を削ってピッタリ詰め物をしても、いずれは劣化して隙間が空いてきます。そこから菌がはいれば虫歯の再発が考えれらます。ですので歯を削るということはとてもリスクが高いことなのです。

よく虫歯の治療が終わり「次は虫歯・歯周病予防のための歯のクリーニングです」と言うと「今回はいいです」や「まだ歯がきれいだから・・」と躊躇する方も中にはいます。でも、大事なのは治した歯を再発させないようにすることです。本当の治療はここから・・と言っていいでしょう。それに歯のクリーニングは審美の為だけではないのです。

なぜ歯石を取ると予防になるのか?

では、「歯のクリーニング」とは何をするのでしょう?それは歯にこびりついたバイオフィルム(細菌の集まりでネバネバしたもの)や歯石を機械で除去することです。虫歯や歯周病の原因は細菌です。なので歯石(細菌が死んで化石みたくなったもの)が歯に沢山こびりついていると口の中はザラザラ・ボコボコで生きた細菌たちがくっつきやすく・溜まりやすいのです。なので、歯石を取って細菌が住みにくい口の中にしていかないと・・どんどん口の中の細菌は増えていってしまうのです。口の中の細菌を減らしていけば、虫歯の再発や歯周病が進行することを防ぐことができます。

何回も何回も治療に通って治療のやり直しが必要な方はもしかしたら歯のお手入れが不十分な可能性があります。(もちろんそれ以外にも、かみ合わせの問題や詰め物・被せ物の精度の問題など色々ありますが・・)治療が終わっても油断しないようにしましょう。

歯周病の治療は歯のクリーニング

歯科医院で「歯周病が進んでますね・・」と言われたことはありますか?歯周病とは歯を支えている顎の骨が溶けてしまい歯がグラグラしたり歯茎から出血したり口臭がしたり・・最終的に歯が抜けてしまう病気です。この歯周病は残念ながら治す事はできません。でも、予防したり進行を止める事は可能です。そのためには何をするのか・・?これもやっぱり歯のクリーニングが大事になります。

歯周病で歯がグラグラしてくると、噛んだ時に動いて痛いので歯を接着剤で止めて固定する治療もあります。が、これは歯周病の治療とは言えません。やっぱり根本的な原因の細菌を減らすために溜まった歯石を取らないとどんどん進行していきます。歯を固定してもらい動かなくなったので安心・・と思わずに定期的に歯石を取りに通いましょう。

予防は患者さんの協力も必要です

ちゃんと定期的にクリーニングに通ってくださる患者さんはとっても多いです。でも、普段なにもお手入れをせずに歯科医院で歯磨きをしてもらいに来ているような方も・・いるかもしれません。これはご自分の為にはならないので出来れば辞めた方がいいです。普段からホームケアをしていないと、歯科衛生士のプロのクリーニングを受けてもなかなか改善しないですし、溜まった歯石を取るだけで予約時間を全部使ってしまうことになりかねません。歯科医院での定期健診・クリーニングは自分では磨きにくくてたまってしまった歯石を取ってもらったり、生活習慣などの指導・アドバイスを受けたり、有意義な時間にしていただきたいです。

 

予防の大切さ、分かっていただけたでしょうか(゜-゜)?ご予約お待ちしております☆