見えないけれど大事な「歯の土台」

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!いつもご利用いただきありがとうございます!

虫歯の治療で歯医者さんに通っていて、ようやく根の治療が終わり型取りになったと思ったら、「今日は歯の土台の型取りですよ~」と。「え?次で被せ物が入らないという事ですか?」・・こんな経験はないですか?「土台」とはいったい何でしょうか?それは必要なのでしょうか?今日は歯の土台について説明していきます!

歯の土台とは?

歯の土台(メタルコア・レジンコア・ファイバーコアなど色々と種類があります)とは、虫歯が大きくて神経の治療までする時に、歯を大きく削らないといけなくなりますよね?そうすると詰め物じゃなくて被せ物をして見た目と機能を回復させます。その時に、歯の強度を保つために歯の中に入れる土台の事です。

大きな虫歯になり、歯を削って神経の治療をしていました。根の治療が終わり根っこにお薬を入れてばい菌が入らないようにふさぎましたが・・このままではまだ見た目も悪いですし、噛んだりすることもできませんね。

 

そこで歯に被せ物をしようと思いますが、このまますぐに被せ物をしても強度が足りないので、歯の根っこに土台をたてるように根っこを整えるように削り、土台の型をとりました。できた土台は絵のように根っこにセメントでくっつけていきます。

土台をくっつけたら、被せ物がきれいに入るように土台を削って整えていきます。その後に被せ物の型をとり、完成したら咬み合わせの確認・調整をしてセメントでくっつけて治療完了になります。

歯を沢山削ってしまうと、土台が必要でそれがないとしっかり噛める良い治療は出来ないのですね(´・ω・`)

歯の土台にも色々な種類がある?!

被せ物には色々と材料の種類がありますが、土台にも種類があります。保険適用の土台は金属を使ったメタルコアというものになります。中に入れる物だから何でもいいや・・と思いがちですが、実は土台選びも歯科治療ではとっても大切です!!

例えば、歯の根っこの状態があまりよくないところに金属の土台を入れてしまうと何かの衝撃があった時に、根っこの方が割れてしまったりします・・。根っこは割れてしまうと保存不可になってしまう可能性が高いので、予後が悪そうな根っこにメタルコアを入れるのは危険です。

また、金属のメタルコアは時間が経つと溶けだして歯茎に沈着してしまったり、金属アレルギーの心配もあります。

メタルコア以外ですと「ファイバーコア」といものがあります。これはグラスファイバーの芯と強化プラスチックによって作られる歯の土台で、これは歯にくる衝撃を吸収してくれて、根っこを守ってくれる働きがあります。また、金属を使っていないので見た目もキレイにできます(歯の根元が黒ずんだりしません)!!

ただ、ファイバーコアは保険適用外ですので先生・スタッフとよく相談して決めましょう!