ホワイトニングについて 3

こんにちは。院長の中川です。

先日、娘の3歳のお誕生会をしました。それに先立ち、欲しいものを伺ったところ、美女と野獣にでてくるベルのドレスが欲しいとのこと!!あまり自分から欲しいものを訴えたりしないので、今回はびっくり!!また、美女と野獣の絵本はありますが、動画を観た事が無いのに、不思議です。早速買いに行きましたが、黄色いフアフアなドレスで、色が気に入ったのかなって感じました。

さて、今回はホワイトニングの後戻りについてお話をしていきます。

髪の毛を染めたときと同じように、ホワイトニング後の歯も元の色に戻る傾向があります。気になったときは、白さをキープするために、追加のホワイトニングを行ってください。これを「タッチアップ」と呼びます。

ホワイトニングは、コップ湯のみなどにたとえる事が出来ます。飲み物などにより着色したコップなどを漂白しても、お茶やコーヒー、紅茶などを飲む頻度が多い場合、また着色してきますよね。ホワイトニングにも同じことがいえるのです。そのため、再度漂白する「タッチアップ」が必要です。後戻りによる変色は表層に近い部位からおこるので、ホワイトニング剤が浸透しやすく、タッチアップは、ホームホワイトニングでもオフィスホワイトニングでも、1回で白さを取り戻すことができます。タッチアップにも自宅で無理なく自分のペースで行うタイプと、歯科医院で行うタイプがあります。

また、エナメル質表面に塗布されたホワイトニング剤は、エナメル小柱間隙やエナメルクラック、エナメル葉など、比較的すきまの開いている部分から内部に浸透していきます。ホワイトニング剤によって、切り離された歯の有機質や無機質と、変色の原因物質のあいだが再石灰化により封鎖されることで、後戻りの程度を少なくすることができます。また、歯は通常、内側にある象牙質が外側にある半透明のエナメル質に透けて見えていますが、再石灰化されるとエナメル質は光を乱反射させるため、象牙質の色調を遮蔽する効果もあります。

コップや湯のみを使用したあと、毎回しっかりと洗えば茶渋などは着色しにくくなります。これもホワイトニングも同じことで、定期的なメインテナンスでのプロフェッショナルケアにより、ホワイトニング後の後戻りをおさえ、白さをより長く保つことができます。

次回は、ホワイトニング後の知覚過敏についてお話します。