噛む力

こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)

金木犀の良い香りがただよう今日この頃〜
秋ですね〜♪

9月半ばくらいから、スーパーで売ってる野菜なども変わってきて、芋煮、おでん、アケビの肉味噌炒めなど、うちの夕飯のメニューもすっかり秋バージョンに変わってきました〜。

ちなみに私は、おでんの具では、糸こんにゃく(しらたき)、ちくわぶ、魚河岸揚げが大好きなので、うちのおでんにはやたらと結びこんにゃくが入っています!

おでんの具、みなさんは何が好きですか〜(^ ^)?

 

ここからは歯科の話題です!

みなさんは噛む力(咬合力)について考えたことはありますか?

人間はおもいっきり噛みしめたとき約70kgの咬合力と言われています。

日常生活で食事する時など、女性は40kg、男性は60kgくらいのようです。

私は昔測った握力が20kgくらいだった気がするので、手の握る力より、噛む力のほうが倍くらい強いみたいですね〜!

☆噛む力の重要性☆

・食事を楽しむ
天然の歯は噛む力が強く、歯や歯茎が健康であれば、リンゴを丸かじりしたり、カタイ肉を食べたり、せんべいやナッツを食べたり、なんでも不自由なく食べることができるので食事を楽しむことができます!
ちなみに入れ歯だと、噛む力は3割程度になってしまうため、カタイ食べ物など、食べられなくなってしまうものも多いです。

・唾液の分泌を促す
よく噛むことで唾液の分泌量が増えます。よく噛んで食べ物がより細かくなることと、唾液の中の消化酵素アミラーゼが分泌されることで消化を助けます。
唾液には自浄作用や殺菌作用もあるため、よく噛むことで、食べカスを洗い流すとともに、口腔内の細菌の繁殖を防ぐ役割もあります。

・脳の活性化
よく噛むことで、脳が刺激されて血行が良くなり栄養と酸素が十分に供給され、脳の機能が活発になります。
日ごろからよく噛む人の方が、注意力、集中力、バランス能力などが高いため、転倒防止や認知症予防にもなるようです。

・スポーツとの関係
ここぞという時に歯を噛みしめることで、集中力があがり、よりパワーを発揮できます。虫歯や歯周病になっていたり、歯並びやかみ合わせが悪いと噛む力が低くなってしまいます。
近年では、スポーツ選手が、マウスピースをして競技を行うことも多いです。
歯を強い衝撃から守るためと、噛み合わせを良くして強く噛むことで、最大限の力を発揮するための役割があります。