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唾液とプラークpHコントロール ⑥

こんにちは。パーク歯科クリニック 院長の中川です。

今年は念願のオオクワガタの幼虫を買うことができました!!昨年近所のホームセンターで見つけ、買うかどうかで妻を説得している間になくなってしまい、非常に残念な気持ちでいっぱいでした。今年は見つけ次第、速攻で購入!! ついでにニジイロクワガタの幼虫も買っちゃいました!オス・メスはわからないとのことでしたが、クワガタの幼虫そのものをみるのが初めてだったので、それだけで感動です!成虫になりましたら、また報告いたします。

 

引き続き、唾液とプラークpHコントロールについてのお話をしてまいります。

⑨ 食事歴

食事歴は、プラークのステファンカーブに影響を及ぼす最も重要な要因の1つです。1~2日間にわたり糖質の摂取を制限するだけでステファンカーブの形は大きく変化します。たとえば、3週間にわたりショ糖洗口を続け。、その前後にプラークpHを比較した場合、安静時pHと最低pHの両方が低下します。口腔細菌の多くは、ショ糖が過剰に存在すると菌体外多糖を合成します。菌体外多糖には、プラークの粘着性と厚さを増加させるとされてるグルカンと、やがて代謝分解され酸になるフルクタンがあります。口腔細菌の中には菌体内に多糖を蓄えるものがあり、その菌体内多糖は安静時プラーク内で分解され、酸産生が持続する原因となります。

⑩ プラークpHと唾液クリアランス

唾液クリアランスとは、口腔内の物質が希釈されたり口腔から除去されたりすることをいいます。唾液の分泌速度がはやいほどクリアランス速度は速くなります。クリアランス速度が速いひとではステファンカーブの湾曲が浅くなりますが、クリアランス速度が遅い場合には、ステファンカーブはより低いpHにまで達し、湾曲の深いカーブとなります。

上顎前歯唇側部のクリアランスは遅く、下顎前歯舌側部のクリアランスは速く、頬側のクリアランスはその中間にあることがわかっています。これらの部位のプラークpHはクリアランス速度と関連が深いです。上顎前歯部の隣接面は他の部位よりもクリアランスが遅いため、そのプラークpHは最も低くなります。これは前歯のう蝕発症率とも関係し、下顎隣接面に比較して上顎隣接面の発症率が高いです。

嚥下後の残留唾液量はクリアランス速度を決定する重要な因子であり、残留唾液量が小さいほどクラランスが速くなります。残留唾液量とその個人のう蝕経験には統計学的に有意な相関性があることが知られています。

食事中の刺激唾液は、口腔内からフッ化物の洗い流しを促進することが知られています。このフッ化物を除去してしまうという欠点は、食前に歯磨きを行う利点よりも大きいと思われます。

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