歯周病と全身疾患

こんにちは😀歯科衛生士の夕向です☀️最近さらに気温がさがって路面が凍っていますね❄️私は自転車通勤してるのですが、初めて自転車にのって転びました😵‍💫派手にドシャーっと転んだわけではないのですが、ペダルが足にゴリゴリにぶつかってしまい、紫の青タンが一個とアザが三ヶ所もできました😵‍💫車の運転の方も気をつけてくださいね♪

さて、今回は歯周病と全身疾患についてお話します。まず歯周病の原因は何か皆さん知っていますか?歯周病の直接の原因はプラークと呼ばれる細菌の塊と歯石です。歯肉炎、歯周炎はプラークを取り除くことにより改善してきます。プラークは、たべのカスのように思われている方も居ますが、実際は、歯周病菌や虫歯菌が作り出した自らを守るためのネバネバしたバリアです。

このプラークが体液中のカルシウムを取り込んで石灰化していくと歯石となり、さらにプラークの温床となります。プラーク1mgの中に1億個以上という数の微生物が存在すると言われ、その中の歯周病菌や虫歯菌が排出した酸によって歯や歯肉、歯槽骨なとが破壊されていきます。
歯周病は、糖尿病などの全身の病気や、喫煙などの嗜好や生活習慣が歯周病を引き起こしたり、悪化させる原因(リスクファクター)になっていることがわかってきています。歯周病も生活習慣病のひとつとして認知されています。歯周病を予防、改善していくためには、口腔清掃はもちろん、ライフスタイルを見直して生活習慣病を予防し全身の健康状態を整えていくことが重要です。
歯周病のリスクファクターとは
・糖尿病
血糖値が高い状態が続くと、白血球の機能が低下して細菌に抵抗出来なくなるため、歯周病が悪化しやすい状態になります。
・喫煙
喫煙は血管を収縮させて、歯肉の血行不良を引き起こします。そのため、見かけの歯肉の炎症は少ないのですが、歯周病細菌に対する抵抗力を低下させて、歯周病を重症化させます。
ニコチンは歯周治療によって生じた傷口の治りを悪くします。
・ストレス
精神的ストレスにより中枢神経が影響を受け、生活習慣(ブラッシング、喫煙、食生活)を変化させ、歯周病を悪化させることがあります。
・食習慣
砂糖摂取の過多、咀嚼不足は、歯周病の原因であるプラーク(歯垢)を増殖させたりつきやすくします。
また、不規則な食事、栄養の偏りは全身の健康に悪影響を与えます。
・遺伝
遺伝的に細菌に対する抵抗力が強い人と弱い人がいます。重症の歯周病にかかっている方のいる家系では、とくに歯周病予防の注意が必要です。