歯周病と糖尿病について

こんにちは歯科衛生士の夕向です🥦

最近とくに話題もないので私のすきなLINEスタンプのガチャガチャを紹介します🥦

うさぎです。クマとネコとうさぎとイヌがあったのですが、うさぎ狙いで1発ででたのでとても嬉しかったです❤️ちなみにこれはiPhoneの充電器のコードにつけられるやつです💡可愛いですよね💕

さて、今日は歯周病の関連する病気についてです

狭心症・心筋梗塞

動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまい心筋に血液供給がなくなり死に至ることもある病気です。動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされてきましたが、別の因子として歯周病菌などの細菌感染がスローズアップされてきました。歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)ができ、血液の通り道は細くなります。プラークが剥がれて血の塊ができると、その場で血管が詰まったり血液の細いところで詰まります。

脳梗塞

脳の血管がつまったり、頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んできて脳血管がつまる病気です。歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われています。血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要となります。

歯周病と糖尿病は合併症の1つ

歯周病は以前からら糖尿病の合併症の一つと言われてきました。実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周病にかかっている人が多いという疫学調査が複数報告されています。さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってきました。つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられるようになってきたのです。歯周病治療で糖尿病も改善することもわかってきています。歯周病菌は内毒素をまき散らす。

内毒素とは?

細菌の細胞壁に含まれる毒物。細胞が死滅しても毒は残る。エンドトキシンともいう。

歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身にまわります。血管に入った細菌さん体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸をもつ内毒素は残りの血糖値に悪影響を及ぼします。血液中の内毒素は、脂肪組織や肝臓からのTNF-αの産生を強力に押し進めます。

TNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため。血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうのです。

歯周病を合併した糖尿病の患者さんに、抗菌薬を、用いた歯周病治療を行ったところ、血液中のTNF-α濃度が低下するだけでなく、血糖値のコントロール状態をしめすHbA1c値も改善するという結果があげられています。