ハミガキ粉の殺菌成分

こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)

先日、「呪術廻戦」TVアニメ第2期が2023年に放送決定のニュースがあって、だいぶ先ですけどウキウキしています♪

それを記念して?4/3(日)17時〜TBS系でアニメ第1期の再放送が始まる予定なのでそれもまた楽しみです!

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今回は、ハミガキ粉などによく入っている殺菌成分について紹介します!

 

《クロルヘキシジン》

……コンクールF(洗口液)、ジェルコート などに配合されています。

細菌の細胞膜に障害を与えて殺菌します。グラム陽性菌・陰性菌を含め広い抗菌性を有します。

また歯面に吸着してプラークの再付着を抑制したり長時間の殺菌効果も期待できます。(陽イオン性)

※クロルヘキシジンは過去にアナフィラキシーショックを起こした事例があり、現在市販されているものは、濃度が低めなようです。

…歯科用品だけでなく、医療用医薬品として、ヒビテンやヘキザックなど、医療器具や皮膚・手指の消毒にも使用されています。

 

《塩化セチルピリジニウム(CPC)》

……チェックアップのルートケア、SP-Tメディカルガーグル(洗口液)、システマ歯間ジェル、クリニカアドバンテージデンタルリンス(洗口液)、G・U・M、クリーンデンタルなどに配合されています。

黄色ブドウ球菌やレンサ球菌などのグラム陽性菌や、カンジダなどの真菌に対して殺菌作用を有します。

低濃度でも、口腔内の浮遊性の細菌に対して強い殺菌効果を発揮します。

また歯の表面に吸着しやすく、プラークの再付着を抑制したり、長時間の殺菌効果が期待できます。(陽イオン性)

…歯科以外では、ウエットティッシュ、のど飴、トローチなどの抗菌成分としても使用されています。

 

 

《イソプロピルメチルフェノール(IPMP)》

……システマ薬用デンタルリンス(洗口液)、システマSP-Tジェル、システマセンシティブ、システマ歯間ジェル、クリーンデンタル、デントヘルスなどに配合されています。

イソプロピルメチルフェノール(IPMP)は、非イオン系殺菌剤のため、バイオフィルム(細菌の集合体で排水溝のぬめりのような厚くガンコな汚れ)の内部まで浸透・殺菌できるのが特徴です。

(※クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニウム(CPC)は、表面や浮遊細菌の殺菌が出来ますが、バイオフィルムの内部にまでは浸透しません。)

…歯科以外では、ハンドソープ、洗顔料、デオドラント用品、ニキビ予防系の化粧水などにも使用されています。

 

ハミガキ粉などのケア用品選びは、薬用成分の種類、味の好み、デザイン、などいろいろあると思いますが、自分に合ったものを見つけたいですね(^ ^)♪