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口腔乾燥症の病因と診断 ③

こんにちは。パーク歯科クリニック院長の中川です。

今年も芍薬が見事に咲きました!!昨年に比べて、花の数も大きさもグレードが上がっています!来年も楽しみです。

 

引きつづき口腔乾燥症および唾液腺機能低下の病因についてお話をすすめてまいります。

・ 全身疾患

口腔乾燥および唾液腺機能低下を伴う全身疾患は多く存在し、最も多いものはシェーグレン症候群です。シェーグレン症候群は40~50歳代の女性に多く発症する疾患です。臨床症状から、シェーグレン症候群は1次性あるいは2次性に分類されます。1次性のシェーグレン症候群は、唾液腺および涙腺の進行性の機能喪失の結果として生じる口腔乾燥および眼球乾燥(ドライアイ)によって特徴づけられます。2次性のシェーグレン症候群は、リウマチ性関節炎、全身性硬化症、全身性エリテマトーデスなどの結合組織疾患に羅患している場合に、これらの外分泌腺の一方あるいは両方が関与して生じます。唾液腺内へのリンパ球浸潤は炎症性疾患の進行とともに増加し、最終的に腺房を変性、壊死、萎縮させ、唾液腺の実質を完全に破壊する。シェーグレン症候群の診断には、唾液、涙、血清学的な客観的な診断基準と、口腔乾燥、眼球乾燥という主観的な愁訴を組み合わせることが必要です。

シェーグレン症候群と関連し、唾液腺機能低下の原因となる他の自己免疫疾患にはリウマチ性関節炎、強皮症、ループスなどがあります。HIV感染者およびAIDS患者もリンパ球による唾液腺の破壊と、薬物療法による続発症として唾液腺機能低下を経験する頻度が高いです。糖尿病では唾液分泌の変化を引き起こすことがあり、血糖値のコントロール不良、末梢神経症状、唾液腺機能低下の間に関連性があるといわれています。アルツハイマー病、パーキンソン病、脳卒中、嚢胞性線維症、脱水症も唾液分泌を抑制します。

これまで、唾液腺の機能は加齢とともに低下すると考えられていましたが、最近では健常者においては大唾液腺からの唾液分泌量は、臨床的に有意に低下しないことが認められています。加齢に伴って、いくつかの唾液成分が減少するという報告ああります。一方、重要な医学的問題や薬物療法がない場合には、唾液の電解質およびタンパク質の量は年齢とは関係なく安定であることが報告されています。高齢者の唾液腺は若年者と比較して薬物の有害作用に対してより影響を受けやすいことが示されています。高齢者、特に薬物療法を受けている人において口腔乾燥症の発症頻度が高いとういう所見が確認されています。

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