フッ素の種類について

こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)

昨年、約10年ぶりに「BLEACH(ブリーチ)」のアニメ続編が2022年10月スタート決定!のニュースを見てから、マンガを読み直したり、ネット配信で少しずつアニメを見返したりしていました。つい最近、317〜366話もネット配信が始まったので、続編スタート前におさらいして、さらに気持ちを盛り上げたい!と思う今日この頃です(^ ^)
BLEACHはすごくたくさんのキャラがいますが、1人1人背景がしっかりあって、それぞれが主役のストーリーもあり、敵も味方も本当に魅力的なキャラが多いです!
個人的には、浦原喜助と京楽春水が大好きです♪

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今回は、フッ素の種類とその特徴について紹介します!

・歯質の強化
・再石灰化の促進
・酸産生の抑制

など虫歯予防に効果的なフッ素。
実は、市販のハミガキ粉やジェルに配合されているフッ素は、3種類あります。

 

1、フッ化ナトリウム(NaF)

…多くのハミガキ粉やジェルに配合されています。いちばんスタンダードなフッ素です。

=メリット=
・歯の表面での反応が早い。
・プラーク中のフッ素濃度を高める。(少し汚れが残っていてもフッ素の効果を期待できる)

=デメリット=
・歯の内部には浸透しにくい。

※虫歯リスクは低めな方、プラークがつきやすい方などにおすすめのフッ素です。

※虫歯リスク高めな場合は、通常のハミガキ後に、ジェルや他のフッ素で2度磨きしたり、フッ素洗口も併用するなど、フッ素の効果を高める工夫をしましょう。

 

2、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)

…GUM、ガードハロー、つぶ塩、生葉など、歯周病用のハミガキ粉などに配合されていることが多いです。

=メリット=
・フッ化ナトリウムの3倍以上、歯の内部まで浸透します。

=デメリット=
・反応が遅く、プラーク内部では分解されてしまうため、プラークが残っている口腔内では効果が低くなります。

※初期虫歯・根面初期虫歯がある方、ハミガキが上手な方、酸性の食品をよく摂取する方などにおすすめのフッ素です。

 

3、フッ化第一スズ(SnF2)

…ホームジェルに配合されています。

=メリット=
・スズイオンの抗菌作用により、高い虫歯予防効果と、歯肉炎予防の効果もあります。

=デメリット=
・スズイオンの作用で、歯の表面に、黒や褐色の着色汚れがつきやすくなることがあります。

※虫歯だけでなく、歯肉炎も心配な方におすすめのフッ素です。通常のハミガキ後に、ホームジェルで仕上げ磨き(2度磨き)するのが効果的です。

 

代表的な3つのフッ素、いつも使用しているハミガキ粉にはどのフッ素が入っていますか?ハミガキ粉を選ぶ際は、裏面の成分表示も見てみましょう!(^ ^)