フロスについて

こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)

ここ数日で、急に肌寒くなりましたね〜
私の水筒の中も、冷たいお茶から温かいコーヒーに変わりました。
カゼをひかないように気をつけましょう!

 

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みなさんはハミガキの時に、ハブラシ以外にも何か他の道具も使用しますか?

 

歯間の歯垢除去率は、、、

・ハブラシのみ使用すると 58%
・ハブラシ+フロスを使用すると 86%
・ハブラシ+歯間ブラシを使用すると 95%

というデータがあります。

今回は、お子さんや歯間ブラシまでは入らない狭い歯間の方におすすめの歯間清掃具、

「フロス」について紹介します!

〈フロスの種類〉

☆ホルダータイプ

持ち手が付いているため扱いやすく、はじめての方や手軽に使いたい方におすすめです。

持ち手の先がとがっていて、ピック(つまようじ)の機能がある商品もあります。

 

・F字型…前歯に入れやすいです。

・Y字型…前歯にも奥歯にも入れやすいです。

 

 

☆ロールタイプ

必要な長さに切って、指に巻いて使うフロスです。慣れると簡単で経済的です。
ワックスタイプとノンワックスタイプがあります。
歯間に詰め物があったり、歯間が狭く、引っかかりやすい場合は、滑りの良いワックスタイプがおすすめです。

 

〈フロスの使い方〉

1、歯と歯の間にフロスをあてて、ノコギリのように横に動かしながら、少しずつ歯間に入れます。

(ロールタイプの場合は、約40㎝切り取り、左右の中指に2〜3回巻き付け、親指と人差し指で糸を持ってピンと張った状態で、歯間に入れます。)

 

2、歯間に入ったら、上下に動かして奥の歯面、手前の歯面をしっかりこすり、汚れを絡めとります。

 

3、ゆっくり横に動かしながら引き上げ、歯間から取り出します。

 

※慣れるまでは、鏡で見ながら使用しましょう。

 

〈フロス使用時の注意点〉

・小さいお子さんに使用する際は、暴れたり動いたりすると、深く入り過ぎて歯肉を傷つけたり、痛い思いをさせてしまいます。

しっかり顔を抑えたり、口腔内で固定をとりながら行うなど、危険の無いようにしましょう。

 

・大人も歯肉を傷つけないように気をつけましょう!
フロスを歯間に入れる際に、グッといっきに入れると危ないです。深く入り過ぎて歯肉を傷つけてしまいます。必ずノコギリをひくように横に動かして出し入れしましょう。

 

・フロスが引っかかって糸がほつれたり、すぐに切れたりしてしまう場合は、歯石が付いて歯面がザラザラしていたり、虫歯や合わない詰め物があるかもしれません。

 

※使い方が分からなかったり、心配なことがありましたら、歯科医院でお気軽にご相談くださいね〜(^ ^)