女性ホルモンと歯周病の関係

みなさんこんにちわ!事務局の白根です☺

 

お盆休みもあけてもいまだ続く暑さ・・・。

こまめな水分補給をこころがけましょう🥰

 

さて、今回のテーマは『女性ホルモンと歯周病の関係』です。

女性は男性よりも平均寿命が長いのに、歯の寿命は男性よりも短いことを知っていますか?

女性は、歯を失う原因第1位の『歯周病』に男性よりもかかりやすいのです😥

 

〇なぜ女性は歯周病になりやすいの?

女性ホルモンが大きく関係しています!!

歯周病は歯周病菌が悪さをすることで歯周病という病気になります。

他の感染症のように1種類の細菌が悪さをして病気を引き起こすのではなく、

歯周病の発症には、複数の菌が関与しています。

その中でプレボテラ・インターメディア(Prevotella intermedia)という菌は

女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンを栄養源にして発育します。

そのため、女性ホルモンの分泌が活発な思春期や妊娠時には爆発的に増殖することがあります。

歯を支える骨を溶かす毒素をもちます。

 

〇ライフステージごとの変化と対策

女性ホルモンが大きく変化するのは、主に3つの時期です。

 

①思春期

女性が成熟して思春期に達すると、エストロゲン、プロゲステロンという性ホルモンの分泌が始まります。

プロゲステロンは、歯肉に分布している血管系に作用して、炎症反応を増幅させます。

また、生活スタイルが大きく変化しやすい時期でもあるため、夜更かしや間食が増加する傾向があります。

“歯ぐきが一時的に腫れたり、少しの刺激で出血する”“口の中がねばねばする”“口臭がする”などの症状が見られた場合、

『思春期性歯肉炎』の可能性があります。*歯肉炎:歯周病の初期段階

歯医者さんで正しい歯磨きの仕方を教わる、間食の回数の調整や睡眠をしっかりとることを

意識して健康的な生活を心がけましょう☺

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②妊娠・出産期

妊娠すると女性ホルモンが大量に分泌され、歯ぐきが腫れやすくなります。

さらに、唾液の分泌量が減るため、口腔内の自浄作用が低下します。

つわりのひどい方は歯磨きが十分にできず、嘔吐の繰り返しや食事の好みの急激な変化で、

お口のケアが不十分になりがちです。

このような理由から、妊娠中は虫歯や妊娠性歯肉炎歯周病を発症しやすくなります。

妊娠中に歯周病にかかると、出産にも影響してくる場合があります。

つわりがひどく、歯磨きがしづらい時には、歯磨き粉の味を変えたり、歯ブラシのヘッドを

小さめのものにするなど工夫してみましょう。

また、歯医者さんでは妊娠中でも胎児に影響がでないようにケアをすることができます。

相談してみましょう☺

 

③更年期

女性ホルモンと唾液の分泌が減少する更年期は、

知覚過敏や口臭、口腔内が乾いてべたつくドライマウス、舌がひりひりする舌痛症、

味覚の感度が低下や変な味がする味覚異常など様々な口腔トラブルが生じることもあります。

また、閉経後エストロゲンの分泌の低下により発症する骨粗鬆症で骨密度が低下すると、

歯を支えている骨もやせてくるため、歯が抜けやすくなり、歯周病が悪化しやすくなります。

3カ月に1回を目安に歯医者さんで定期健診をうけるようにしましょう☺

このように女性と歯周病には深い関係があります😥

どの時期でも歯医者さんで定期健診をうけて、自分のお口の状況をしっかりと把握することが

大事です🥰

なにかすこしでも気になることがあれば、お気軽に当院にご相談ください🥰

しっかりとケアをして健康な歯でおいしいものを食べましょう☺☺