ハミガキの方法について

こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)

まだまだ暑い日もありますが、私の中では、朝晩はギリ、エアコンなしでも大丈夫になってきました。
みなさん無理せず過ごしましょう。
先日、歯科衛生士の勉強会で年2回あるテストがありました。歯周ポケットの深い部分の歯石を除去するための、ハンドスケーラーの実技試験もあったので、練習しよう!と顎模型を出して、歯肉をはずしたところ…汚い…。ここ数年、練習用に、歯の根元にマニキュアやマジックを塗っては除去したり除去できないまま終わったりして積もり積もった色が残っていて…なんかどうしても気になってしまって、練習前にキレイにすることにしました!数年ぶりのピカピカの歯牙!とっても嬉しくなりました!(^ ^)
スキルアップして診療に活かせるように、これからも練習がんばります!
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ここからは、ハミガキについて!
まず、お口のケアとして思い浮かぶのが毎日のハミガキだと思います。
虫歯も歯周病も、歯垢(プラーク)と言われる汚れの中に繁殖する細菌が原因です。
ハミガキの目的は、歯垢(汚れ)を除去して、細菌を減らすこと、細菌が増えない環境をつくることです。
今回は、ハミガキの仕方をいくつかを紹介します。
1、スクラビング法
・お子さんにも大人にも効果的な一般的な方法です。
・歯に対してハブラシを90度(直角)にあてて、横に小刻みに動かします。
・歯と歯肉の境目にハブラシの毛先をあてるように意識しましょう。
2、バス法
・歯周病改善に効果的な磨き方です。
・歯と歯肉の境目にハブラシを45度の角度であてます。
・ハブラシの毛先が少し歯周ポケットに入るようにあてて、その場で優しくふるわせるように動かしましょう。
3、タテ磨き
・前歯の裏側や、歯列が入り組んでいる部位などに効果的な磨き方です。
・ハブラシを縦にして歯面にあてます。
・ハブラシの上(つま先)か、下(かかと)の角をあてて、縦に小刻みに動かしたり、汚れをかき出すように磨きましょう。
※どのハミガキ方法も、優しく、小刻みな動きで行うのが大切です。
大きな動きや、力の入れ過ぎは、歯肉を傷つけたり、歯をすり減らして知覚過敏(歯がしみる症状)を起こす危険がありますので、気をつけましょう!
※ハブラシは1ヶ月を目安に交換しましょう。
毛先が広がってしまったり、広がっていなくてもハブラシの毛のコシが無くなってくると、汚れの除去力が低下します。
歯科医院で、歯垢(汚れ)を染め出して、ハミガキの癖や、汚れが残りやすいリスク部位を確認して、みなさんそれぞれに合うハミガキの方法を提案できますので、お気軽にご相談くださいね〜(^ ^)