歯周病とは??

みなさん、こんにちは!

歯科衛生士の佐藤です🙂

1月になりましたが、雪もあまり降らず過ごしやすい日が多いですね!
私は年末年始実家の山形に帰り、家族と久しぶりに会って、とても楽しくゆっくりとした年越しをすることができました😊

さて、今回は、『歯周病について』お話ししていきたいと思います!

《歯周病とは??》
歯周病は歯の病気ではなく、歯の歯ぐきに近い部分に付いた歯垢(プラーク)の中にいる細菌によって引き起こされる病気です。
歯と歯ぐきの境目に付いた歯垢から、歯の根に沿って歯周病菌が入り込み、歯を支えている周りの組織をじわじわと壊していきます…
また、歯周病は歯や歯周組織を失うばかりでなく、さまざまな全身の疾患と密接に関係していることがわかってきています。

《歯を失う最大の原因!》
統計によると、35歳で80%以上の人が歯周病になっています。
しかし、35歳から突然歯周病になるわけではありません!
実は、10代の頃から少しずつ進行していき、20数年の歳月をかけて歯ぐきをゆっくり冒し、歯ぐきから血が出るという自覚症状が出る30代の頃には、もはや歯肉炎、歯周炎になっています…
むし歯と違いほとんど痛みがないため、気がつくのが遅くなることもあり、こわい病気なのです。

《悪化するとこんなにこわい😱》
歯周病の進行段階は、大きく分けて「歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎」という4段階に分けられます。
ほとんどの人は、歯ぐきから血が出るといった自覚症状を感じてからはじめて歯科を受診しますが、このような症状があるときはかなり悪化した状態なのです。
放っておくと歯周病が悪化し、歯を抜くと多くの障害が出てきます。50歳代で自分の歯がほとんどないということにならないように、日頃から歯周病の予防を心がけたいものです🙂

《日頃のケアで撃退》
★毎日のブラッシング
毎日、きちんとブラッシングをして丁寧に歯垢を落とすことが大切です。ただし、「磨いている」と「磨けている」は異なるため、歯科医で正しいブラッシング法を学びましょう🪥

★定期検診
歯垢を放っておくと固い歯石になり、日常のブラッシングでは取れなくなってしまいます。少なくとも半年に一度は定期検診に行き、歯石除去と歯の健康チェックをしてもらいましょう🦷

★早めの診療
歯周病は初期のうちなら完治することもあり、悪化しても、現在は治療法の進歩で適切なセルフケアをきちんと行えば、抜かなくてもいいケースが増えてきました。少しでも自覚症状があれば、痛みがなくても積極的に診察を受けましょう。

 

このように、歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きなどももちろん大切ですが、歯科医院で定期検診を受けることもとても重要になります!
悪化してしまう前に自分の口腔内を知り、健康な状態を保ちましょう✨