こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)
7月末に山形県尾花沢市の実家から、親戚の畑で採れたスイカが届きました。それから1〜2週間は、毎日スイカを食べてました。スイカ大好きなので嬉しいです(^ ^)
大量にスイカを食べると夏休みだな〜と感じます♪
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今回は舌の汚れについて。
舌の表面には、「舌苔(ぜったい)」という汚れがたまります。
舌苔は、白っぽい色で、細菌のかたまりです。付着したままだと、口臭の原因になったり、味を感じにくくなったり、カゼをひきやすいなど感染症のリスク・誤嚥性肺炎肺炎のリスクなども上がります。
【舌苔がたまる原因】
・清掃不良
・口呼吸(口腔内の乾燥)
・唾液分泌の減少(口腔内の乾燥)
…唾液には、食べカスや細菌を洗い流す「自浄作用」や、細菌が増えないようにする「抗菌作用」などの働きがあります。
しかし、口呼吸、加齢、服用薬の影響、ストレス、などいろんな要因で唾液が減少すると、口腔内が乾燥して、汚れが落ちにくく、細菌が増殖しやすくなります。
・舌の位置(低位舌)
…安静時の正常な舌の位置(舌が上顎に吸い付くようにくっついている状態)であれば、舌苔はあまり付きません。
口呼吸がある場合など、「低位舌」という舌が上顎にしっかりくっついていない状態だと、舌苔が付きやすくなります。
・舌の動き
…舌の動きが良いと、普段の食事や会話で舌が動く時の摩擦で、自然に舌の汚れが取れやすいです。
しかし、加齢などにより、舌の動きが悪くなると(口腔機能の低下)舌の汚れが自然には取れず、舌苔がたまりやすくなります。
【舌苔への対策】
・舌みがき(舌ブラシの使用)
…舌は傷つきやすいため、ハブラシではなく、濡らしたガーゼを指に巻いて拭ったり、専用の「舌ブラシ」を使用して優しく汚れを取りましょう。
・洗口剤の使用
…ハミガキと併用で洗口剤も使用することで、舌も含めた口腔内全体の殺菌を期待できます。
※口腔乾燥がある場合は、アルコール配合のものは、刺激が強いものも多く、口腔内が荒れやすかったり、口腔乾燥しやすくなることもあるため、ノンアルコールタイプがおすすめです。
・口腔の乾燥対策
…口腔乾燥の原因を確認して、よく噛んで食事する、ガムを噛む、こまめな水分補給、口呼吸を改善する、など対策をしましょう。
【舌みがきの方法】
1、舌ブラシを水で濡らす。もしくは、舌磨き用のジェルなどをつける。
※乾燥したブラシを使用すると舌を傷つけやすいので要注意です。
2、舌の奥の方から舌の先に向かって、優しくなでるように2〜3回動かします。
※ゴシゴシは動かさず、奥から手前へ、一方向に動かしましょう。
3、お口をゆすいで、汚れを流します。
4、使用後は、舌ブラシを水でよく洗って汚れを落として、風通しの良い場所で保管しましょう。
※ハブラシと同じく、汚れが残っていたり、濡れたままだとカビや雑菌が繁殖しやすく不衛生なので気をつけましょう!
舌みがきは、やり過ぎると、舌を傷つけてしまい、炎症をおこしたり、味覚障害をおこしたりすることもあります。
舌がうっすら白い状態は正常です。舌が赤くなるまで、擦り過ぎたりしないように気をつけましょう。
舌みがきは、1日1回を目安に、適度に行って清潔を保ちましょう。
気になることがありましたら、スタッフにお気軽にお声がけくださいね(^ ^)