舌について

皆さんこんにちは!

パーク歯科クリニック歯科助手の佐々木です!

みなさん今年の夏は何をしましたか?

私は、おばあちゃんの家がある青森には行けず家族でたこ焼きを焼いたり、涼しい日には犬も連れてお出かけに行きました!🐙🐕

犬もいろんな人に可愛いと褒められて満足そうでした😂

今回は、歯の役割と歯の症状についてです!

 

〜歯の役割〜

①味覚

舌の表面には味覚を感じるセンサー「味蕾(みらい)」があります。味蕾は味細胞の集まりで、甘味・苦味・塩味・酸味などを感じることができます。これらの味が複雑に混じり合い、人は“おいしさ”を楽しむことができます。味蕾は舌だけでなく、上あごや頬の内側にも分布していますが、その大部分は舌が占めているので、主に舌で味を感じることができます。

②咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)

食べた物が喉から食道・胃へ送り込まれること、飲み下すことを嚥下といいます。そのなかで舌は口の中にある食べ物を上手に食道に送り込む、重要な働きをしています。
また、効率的に奥歯で噛むために、歯と歯の間に食べ物を運んだり、食べ物と唾液を混ぜ合わせたりするのも舌の役割です。

③発音

私たちが言葉を発するにも舌の存在は欠かせません。
言葉が口から出てくるのは、声帯から発せられる振動した空気を、口腔内で共鳴させて音にさせているからなのです。
このとき共鳴をうまく形づくるのが舌です。舌が上手に動かないと、言葉がうまく出せないようになってしまいます。

④歯並び

舌の存在は歯の並びにもかかわってきます。
歯を内側から支える舌が左右どちらかに偏っていたり、特定の歯を押すなどの癖(舌癖)があると、歯並びが乱れてしまいます。

〜歯の症状〜

■赤くて美しい「平滑舌」

舌を「べ~」と前に出して中心がほんのり白く表面はザラザラ。
これが正常な状態。ザラザラは触覚を鋭敏にしてくれる大切なもの。汚れではありません。
さて、あなたの舌は赤くてツルツルしていませんか?
一見綺麗に見えますが「平滑舌」といって良い状態ではありません。この「平滑舌」に潜む病気とは?
一番多いのは「ドライマウス」。唾液が少なくなる病気です。口の中が乾燥して様々な症状が出ます。
その他「貧血」「ミネラル不足」も考えられます。舌にピリピリ感があるようなら要注意です。

■ふちが白くガタガタ「低位舌」

もう1つ。あなたの舌はふち周りが白くてガタガタしていませんか?
これは「低位舌」の可能性があります。この「低位舌」に潜む病気とは?
「睡眠時無呼吸症候群」「口呼吸」「歯周病」「誤えん性肺炎」「二重あご」などがあります。
舌は厚さ5cmもある巨大な筋肉の塊。しかし、本来舌は上あごに収まっている状態なのです。
下へさがってしまったということは舌の筋力低下といえます。命に関わる危険な症状もありますので心配になった方は次の方法で「低位舌」かどうか確かめてみましょう。

■「低位舌」診断方法

  • 小さじ1杯半の液体(お茶でも水でも何でも可)を口に含む
  • 液体を舌と上あごの間に閉じ込める。
  • そのまま「イ~」の顔をする。(唇は開けましょう)
  • 唇を閉じずに液体を飲み込む。(顔は正面を向いたまま)

最後まで液体が漏れずに飲み込めましたか?

何か気になることがありましたらご相談ください!