高齢者の嚥下・口腔ケア

みなさんこんにちは!!
パーク歯科クリニック 管理栄養士 兼 歯科助手の池田です!!(^^)

9月の下旬になってやっと涼しくなってきましたね!今年の夏はだいぶ暑さが続いて夏バテとの闘いでしたが皆さんは体調を崩されていませんか?💦


今回は、高齢者の方の嚥下・口腔ケアについてお話ししていきたいと思います。

まずは、食べ物を噛むことを「咀嚼(そしゃく)」、の中の食べ物を飲み下すことを「嚥下(えんげ)」といいます。


高齢になると、虫歯や歯周病の進行により歯を失ったり、必要な筋力や唾液が減少したり、味覚が低下したりなど様々な理由から嚥下機能の低下が起こりやすくなります。

人間が食べ物を口にして、のどから食道を通って胃に至るまでの一連の動作を「飲み込む=嚥下」といいます。

この過程のどこかに問題が生じてしまってうまく飲み込めない状態を嚥下障害といい、飲食物や唾液が食道ではなく、気管を通って細菌を含んだ唾液や飲食物が誤ってて肺に入り、炎症を起こしてしまう病気、誤嚥性肺炎を引き起こしてしますのです。
誤嚥は、若い方にとってはただの「むせ」でも高齢者の方にとっては時には命にまで関わってくるとても怖いものなのです。


誤嚥を生じにくくするためには予防法として以下の大きく分けて二つの方法が挙げられます。

①食べやすいものを食べる
…食べ物を小さく切って飲み込みやすくし、気管に入らないようにしましょう。
また、高齢者の方は飲み物も流動性が高すぎると勢いよく入ってくる水に対応できず誤嚥してしますことがあります。
そのような場合には飲み物にもとろみ剤等でとろみをつけ誤嚥を防いでいきましょう。



②口腔ケアを行う
…たとえ誤嚥しても肺炎にならないように口の中の細菌を取り除いて清潔にしておく、つまり口腔ケアを行うことがとても重要になってきます。

まずは食後のうがい、歯磨きをしっかりと行いましょう。
そして、入れ歯や口腔粘膜、舌の清掃も重要になってきます。
入れ歯は口腔内に入るものなので必ず綺麗に保ちましょう。


口腔ケア用品にはいろいろなものがあります。
たまに歯間ブラシを使っているけれどサイズが合っているのかわからないなどおっしゃっている方がいらっしゃいます。
普段使っている口腔ケア用品が合っているかどうかも今定期検診の際に衛生士さんがチェックしてくれているのでぜひお気軽に相談してくださいね。


いつまでも楽しく食事をとっていきましょう!!