動物の歯について

こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)

11月に入り、朝晩だいぶ寒くなってきましたね〜。うちの犬は、先週の寒かった日くらいから、ブルブル震えるようになったので、フリースの服を着はじめました。季節の移ろいを感じます(^ ^)
 
先日、旅行で千葉県の南の方に行ってきました。鴨川シーワールドと千葉市動物公園がとくに楽しかったです!
鴨川シーワールドでは、シャチのショーを見れて嬉しかったです。白イルカも見れましたし、ウミガメの赤ちゃんがいっぱい居る水槽もあって、すごく可愛かったです。
千葉市動物公園では、大好きなレッサーパンダがたくさん居て、ずっと見てられる感じでした。立ちあがるレッサーパンダとして人気者になった風太くんも今年21歳。人間でいうと80歳を超えているそうです。(飼育下での平均寿命は15歳くらいといわれています)年齢の割に動きまわったり元気なほうのようですが、ここ数年は、白内障で右眼が失明したり、歯周病で何本か歯を失ったりなどがニュースになっていたり、天候や体調不良などで展示していない時もあったようですが、今回、外の小屋の中でゆっくり過ごしているところが見れました。風太くんに会えて嬉しかったです。
ということで今回は、レッサーパンダの歯について。
レッサーパンダは、中国の雲南省・四川省やネパールに生息している、草食に近い雑食動物です。
・シセンレッサーパンダ
(顔や背中が濃い赤茶色で、お腹や手足が黒ぽい色)と、
・ネパールレッサーパンダ
(茶色の部分の色が薄めで小柄)
の2種類がいます。
竹の葉や笹が主食で、果物なども食べるようです。動物園など飼育下では、笹の他にも、りんごやバナナなどの果物、さつまいも、じゃがいも、にんじん、ペレット(ドッグフードみたいなもの)なども食べるようです。
レッサーパンダの歯は、上顎18本、下顎20本の合計38本です。
小さい前歯、大きく鋭い犬歯、裂肉歯とよばれる臼歯があります。
裂肉歯は、肉食動物のものより鋭くなくて少し平たいので、主食の竹の葉や笹をすり潰しやすい形をしています。
レッサーパンダの方が犬歯が大きいですが、肉食に近い雑食の、犬の歯に似ているな〜と思いました。
好きな動物を実際に見に行ったり、動物園や水族館で興味をもった動物をさらに詳しく調べたりするのが楽しいです。
今回はウミガメについてもう少し詳しく知りたいな〜と思いました!
ちなみに、動物の歯(口)に特化したこんな本もあります。下の2冊は子供向けの絵本(著者は歯科医師で、歯科医院でのお子さんの検診の場面からお話が始まります)、左上のは写真集、右上のは絵と文字の情報量が多くかなり勉強になります。
ぜひ動物園や水族館に行ってみて下さい(^ ^)