歯周病菌のピラミッド🦠について

こんにちは🐸歯科衛生士の夕向です🐸

最近寒くて仕方ないです。でも、虫もでてこないし、遊ぶ時は汗をかかないので、そういう面では冬は好きです!寒い日はお鍋が美味しいですね!野菜は大嫌いなんですが、せり鍋🍲は大好きです!家でも初めてせり鍋を作ってみましたが美味しかったです。仙台はやはり、せり鍋しか勝たんですね🍲

東京のガンダムベースに4年ぶりぐらいに行ってきました❤️しあわせでした🩷

さて、今日は「歯周病細菌のピラミッドについて」です。

おなかの中にはいろんな種類の菌が住んでいて500種類とも1000種類とも言われています。個数にすると、なんと百兆個!体の細胞の数より多いです。体重60kgの人だと、だいたい1kgもの重さになるそうです😲❗️

口腔内には約700種類以上の常在菌が存在しています。歯周病の原因と関連の深い順にピラミッドとして模式図化して表したものを「歯周病細菌のピラミッド」といいます。

頂点にレッドコンプレックス

下層にオレンジコンプレックス

最下層にブルー、パープル、グリーン、イエローコンプレックス

というように上から順に色分けされています。

🔺レッドコンプレックス

P.g.菌( Prophyromonas gingivalis )

T.d.菌( Treponema denticola )

T.f.菌( Tannerella forsythensis )

P.g.菌( Prophyromonas gingivalis )は歯周病の代表的な細菌で、細菌の付着力が強いためバイオフィルムを形成しやすく、内毒素により歯の骨を溶かすほか、口腔内に悪臭(口臭)の原因です。

🔺オレンジコンプレックス

歯周ポケットの中に存在します。
レッドコンプレックスよりも種類が多く、レッドコンプレックスよりも先に出現します。

🔺ブルー、イエロー、グリーン、パープルコンプレックス

幼少期よりお口の中に存在します。
歯周病細菌のピラミッドの底辺になります。

歯周病細菌のピラミッドは小学生頃に底辺(基礎)が出来上がり、18歳前後にピラミッドが完成します。幼少期の口腔内を清潔にするのは、虫歯予防だけでなく、将来の歯周病予防のためでもあります。

大人になってから歯磨きを頑張り始めても、ピラミッドは完成しているので歯周病にかかるリスクは非常に高いです。ピラミッドが完成していても、口腔内が清潔であれば、歯周病の炎症が出にくかったり、進行を遅くすることができます!

まだ若いから歯周病は大丈夫と思っている方もピラミッドは作られているので定期検診を続けてすださい。