こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)
3月ひな祭りが近づくと、私にとっては、大好きなくぢら餅の季節!
今年も2月末に山形県尾花沢市の実家から、うろこやのくぢら餅をたくさん送ってもらいました!
定番のみそ味と、白砂糖味、黒胡麻味、あんこ味がありました(^ ^)
(くぢら餅は、米粉、砂糖、くるみ、で作った餅です。)

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今回は口呼吸について!
「口呼吸」とは、呼吸を口で行うことです。無意識で行っていることも多いですが、日常的に口呼吸になってしまうと、健康にさまざまな悪影響があります。
ヒトは本来「鼻呼吸」です。ぜひ鼻呼吸ができるように意識しましょう!
【口呼吸による悪影響】
・口腔乾燥(ドライマウス)
・虫歯、歯周病になりやすい
・カゼをひきやすい
・アレルギー性疾患
・歯並びが悪くなる
・集中力や学力の低下
…日常的に口呼吸があると、口腔内が乾燥し、唾液の抗菌作用・自浄作用などが低下することで、細菌が増えやすく、虫歯や歯周病が悪化しやすいです。
…「鼻呼吸」の場合は、鼻の繊毛や粘液で異物や細菌が体に入るのを防いだり、鼻腔で温められて加湿された空気が肺に入ります。
しかし「口呼吸」の場合は、冷たくて乾燥した空気がそのまま肺に入ったり、口呼吸により乾燥した口腔内や喉の粘膜から容易に細菌やウイルスが体に入ってしまいます。
そのため、カゼなどの感染性呼吸器疾患にかかりやすくなります。
扁桃炎など慢性の炎症があると、免疫異常につながり、皮膚炎や他の病気の悪化につながることもあります。
…「口呼吸」が慢性化すると、お口周りの筋肉や舌の筋肉が低下することで、上顎前突、開口など歯列不正につながります。
…「口呼吸」だと、脳への酸素供給量が減少し、学力低下につながるといわれています。脳の細胞と細胞をつなぐシナプスが増加する12歳くらいまでの発達期はとくに「鼻呼吸」できるようにすることが重要だと考えられています。
そのほか脳の酸素不足は、集中力の低下や睡眠の質の低下をまねき、疲れやすさ、うつなど精神症状への影響もあるといわれています。
【口呼吸の原因】
・やわらかい食べ物
・話す機会の減少
・口遊びの減少
・アレルギー疾患の増加
…やわらかい食べ物の食事が多くなったり、メールやSNSやゲームなどの発達で人と話す機会が減ったり、口笛が吹けない、風船がふくらませない、誕生日ケーキのロウソクの火が消せないなど、お口周りの筋肉や舌の筋肉の発達不全や低下が原因になることが多いです。
…アレルギー性疾患などによって慢性的な鼻詰まりがあると、ますます口呼吸になりやすいです。
【対策】
・アレルギー疾患などの治療
・お口周りや舌の筋肉トレーニング
…花粉症や鼻炎などのアレルギー疾患や、扁桃腺肥大などがある場合は、治療を行い鼻の通りを良くしましょう。
口呼吸が慢性化して、筋肉の発達不全や低下がある場合は、鼻呼吸しようと思ってもうまくできません。
鼻の通りが少しでもある場合は、「鼻呼吸」ができるように、安静時の舌の位置の確認や、お口周りや舌の筋肉トレーニングを行いましょう。
簡単なトレーニングとして、
★あいうべ体操(1日30回)
がおすすめです。
まずは歯科医院で、無意識の「口呼吸」や、お口周りの筋肉の発達不全や低下が無いか確認しましょう。
1人1人の状態に合わせて、トレーニングなど対策をご提案いたします。
気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね!(^ ^)