みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐藤です☺️
5月はGWがあり大半の方がお休みだったと思いますが、みなさんどのように過ごされましたか?
私は年末年始ぶりに実家に帰省して、家族や親戚とゆっくりと過ごすことができてよかったです☺️
このような大型連休にあまり出かけることがないので、どこかの年では遠出してみたいなあと思っています🌟
さて、今回は、『歯肉炎』についてお話ししていきたいと思います!
《歯肉炎とは?歯周病とは何が違うのか?》
歯肉炎とは、歯肉が炎症を起こした状態で、軽度の歯周病のことを指します。
歯肉炎になる原因は主にプラーク(歯垢)が歯ブラシの届きにくいところに付着することで引き起こされ、細菌により歯肉が炎症を起こすと
歯肉が赤くなり腫れてしまうのです。
歯肉炎を放置していると、将来的に歯周病の原因につながってしまいます…
歯周病に進行してしまうと、歯肉炎が悪化して、歯を支える骨まで溶かしてしまいます。
歯周病になると溶けてしまった骨を戻すことは難しく、むし歯でもないのに歯がぐらついて自然と抜けてしまうこともあります😵
《歯肉炎の症状》
①歯肉が腫れる
歯周ポケットの中にあるプラークが原因で歯肉が炎症を起こし、腫れてしまいます。
プラークの量が増えたり、風邪などで全身の免疫力が弱まったときに痛みや歯肉の違和感が出るため、しっかりと歯磨きを行ったり、免疫力が元に戻ると歯肉の腫れは戻ることが多いです!
②歯肉からの出血🩸
歯磨きをしたときに歯肉から出血してくるのは歯肉炎の可能性が高いです。
出血を気にしてあまり歯ブラシなどを当てないと、さらに症状が悪化してしまいます。
多少の出血であればあまり気にせず、こまかく根元や歯と歯の間などを磨きましょう🪥
プラークを取り除くことで、徐々に歯肉からの出血も落ち着いてきます。
③口臭
歯肉炎になると口臭が強くなることがあります。
口腔内の剥がれた粘膜細胞や食物のカスなどのタンパク質を細菌が分解し、それにより硫黄を含むアミノ酸が生成され、揮発性硫黄化合物が作られ、これが口臭の原因になります。
歯周病が進行すると口腔内でさらに複数の菌が発生するため、口臭がきつくなります。
今回は、歯肉炎についてと、歯肉炎の症状についてご紹介しました!
普段のお家での歯磨きを怠っていたり、磨けているつもりでも根元などにしっかりと歯ブラシが当たっていないと、歯肉炎のような症状が出る方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯肉炎なら治すことはできるので、歯周病に進行してしまう前に、意識してしっかりと歯磨きを行いましょう✨
次回は歯肉炎の原因になるものについてや、歯肉炎の対処方法などについてお話ししていきたいと思います!