梅雨は歯が痛くなる??

こんにちは!歯科衛生士の遠藤です♪( ´▽`)

先日、実家から届いた荷物の中に、ジャガイモと一緒に食パンの袋を閉じるプラスチックの四角いやつが入っていました。(バッグクロージャーという名前らしいです)

平らな所を使って削るように動かすと、ジャガイモの皮のみを剥くことが出来ました!

角のとがった所で、ジャガイモの芽も取れました!すごい!便利ですね〜

生姜の皮も同じように剥けました。

いろんな活用法があるみたいなので、バッグクロージャーこれからは捨てずに再利用しようと思います(^ ^)

 

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もうすぐ梅雨の季節ですね。

みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

雨や台風など気圧の変化で、頭痛・関節痛・古傷が痛む、などの症状が出る人もいると思います。

実は歯も、天候や気圧の変化によって痛くなることがあります。

今回は、梅雨の時期に、歯に出やすい症状についてみていきましょう。

 

【梅雨に歯が痛くなる要因(3つ)】

 

1、低気圧による組織の膨張による神経への圧迫

…歯の内部には、「歯髄腔(しずいくう)」という神経が入っている空洞があります。
鼻の左右には、「上顎洞」という空洞があります。
そして、虫歯や歯周病が悪化している人は、歯肉や歯根の周りに、慢性的な炎症があったり、膿がたまっている袋ができている場合があります。

これらの空洞は、通常は外の気圧と同じに調整されていますが、低気圧などで、外の気圧が下がると、体の中の空洞が膨らみ、周囲の神経や血管が圧迫されて痛みを感じると言われています。

雨の日など天候の影響だけでなく、飛行機の離陸時、登山で標高の高い所に行った時なども、気圧の急激な変化で、同じような症状が出やすいです。

 

2、体力・免疫力の低下による炎症の悪化

…季節の変わり目など、気温・気圧の変化により、自律神経が乱れたり、体が疲れていると、免疫力の低下で、歯周病菌の活動が活発になり、炎症が悪化しやすいです。

 

3、交感神経の働きすぎにより、痛みを感じやすくなる

…気圧の変化に対応するために、体は、交感神経が活発に働きます(体や脳が運動状態)。急に血圧が高くなることで、血液の流れが悪くなり、体が危険を察知して、痛みを感じる機能が敏感になると言われています。そのため、体の慢性痛が悪化したり、治療済みの虫歯(古傷)が痛んだりしやすくなります。

 

※天候の変化での歯の痛みは、「健康な歯」では、ほとんどありません。

・虫歯がある(治療中の歯がある)
・虫歯治療済みの歯がある(古傷)
・歯肉や歯の根に膿が溜まっている

などがある人は、気圧の変化による歯の痛みが起こりやすいです。

雨の日の歯の痛みがひどい場合や、続く場合は、歯科治療が必要な場合があります。

あまり我慢せずに、ご相談下さい!

普段から栄養をしっかり摂って元気に過ごすこと、そして、日々のハミガキと定期的なメンテナンスで健康を保つことが大切です!

梅雨の時期、少しでも元気で快適に過ごしたいですね(^ ^)