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今回は、「バイオフィルム」について!
「バイオフィルム」って聞いたことありますか?
虫歯や歯周病の原因となる汚れのことで、歯垢、デンタルプラークと言われたりもします。
口腔内の細菌と、その代謝物でできていています。
身近なものだと、お風呂やキッチン、排水溝のヌメリ汚れと一緒です。
口腔内は、温度・湿度、栄養的にも細菌の繁殖に最適な環境です。
歯の汚れは、ただの「食べかす」ではなく、いろんな病気の原因となる「細菌の塊」です。
そう思うとちょっと怖いですよね〜(>_<);
同じ量の汚れでも、細菌が多い病原性の高い状態か?細菌の少ない病原性の低い状態か?などは、人によってそれぞれ違います。
パーク歯科クリニックでは、位相差顕微鏡で汚れの中の細菌を見る検査や、唾液検査による虫歯や歯周病のリスク診断を行っています。
まずは、今の口腔内の細菌の状態、リスクや、注意事項を確認して、それぞれに合ったケア方法を一緒に考えていきましょう!
………バイオフィルムの特徴………
・不溶性(水に溶けない性質)で、ヌルヌル、ベタベタした膜があり、抗菌剤や消毒薬などが中まで浸透しないため、薬剤を使用しても内部の細菌まで効きません。
・水に溶けないので、ウガイだけでは除去できません。ハミガキや機械的な清掃が必要です。
・1度除去しても、放置すると…8時間程度で、歯の表面に付着し始め、48時間後には、急速に細菌が増え、72時間後には、強固なバイオフィルムになってしまいます。
そのため、日々くり返しのハミガキが必要です!
・強固なバイオフィルムになると、お家でのハミガキだけでは落とせなくなってきます。
歯間や歯の根元、歯周ポケットの中の深い部分など、ハブラシでは、なかなか除去できない所もあるので、定期的に歯科医院での機械的な清掃も必要です!
痛みなどの自覚症状の無い健康な人でも、3ヶ月に1回程度の目安で、歯科医院での検診とクリーニングを行うのがおすすめです!
毎日のお家でのハミガキと、定期的な歯科医院でのメンテナンスで、バイオフィルムを取り除き、健康に過ごしましょう!(^ ^)