皆さんこんにちは!歯科衛生士の西田です🐥
最近は例年よりも早くインフルエンザが流行していますね、、
娘も去年インフルAB両方に苦しめられたので今年こと逃げ切れるよう感染対策頑張ります😢
皆さんもお身体お大事に、これからの寒い季節を乗り越えましょう🥶
さてさて今回のテーマは
〖歯周病はなぜ痛くないのに進行するの?〗です!
「歯が痛くないから、特に問題はないと思っていた」
歯科医院で患者さんからよく聞く言葉のひとつです。しかし、歯周病は“痛みがないから大丈夫”とは限りません。むしろ歯周病の怖いところは、初期から中期にかけて自覚症状が少なく、気づかないうちに進行してしまうことです。
今回は、なぜ歯周病は痛みが少ないまま進行するのかについて詳しくお話しします。
歯周病とは?
歯周病は、歯そのものの病気ではなく、歯を支えている歯ぐきや骨などの「歯周組織」に起こる病気です。
主な原因は、歯と歯ぐきの境目に付着するプラーク(歯垢)です。プラークは単なる食べかすではなく、多くの細菌が集まったものです。

プラークが長期間残っていると、細菌によって歯ぐきに炎症が起こります。最初は「歯肉炎」と呼ばれる状態で、歯ぐきが赤くなったり、歯磨きのときに出血したりします。
この段階では、まだ歯を支える骨への大きな影響はありません。
しかし、炎症がさらに深い部分まで進むと「歯周炎」となり、歯を支えている骨が少しずつ吸収されていきます。
なぜ骨が減っているのに痛くないの?
虫歯の場合、進行すると歯の内部にある神経に刺激が加わるため、「冷たいものがしみる」「ズキズキ痛む」といった症状が出ることがあります。
一方、歯周病では、炎症が歯の神経ではなく、歯の周囲にある歯ぐきや骨を中心に進行します。
そのため、骨が少しずつ失われていても強い痛みが出ないケースが多いのです。

また、歯周病は急激に進行するというよりも、長い時間をかけて慢性的に進行することがあります。
少しずつ変化するため、自分ではその変化に気づきにくいという特徴もあります。
「歯磨きで血が出る」は重要なサイン
歯周病の初期に気づくために特に確認してほしいのが、歯磨きのときの出血です。
「強く磨いたから血が出ただけ」
「いつも出るから特に気にしていない」
という方も少なくありません。
しかし、健康な歯ぐきは適切な力で歯磨きをしても、基本的には簡単には出血しません。
出血は、歯ぐきに炎症が起きている可能性を示す大切なサインです。
ほかにも、
・歯ぐきが赤い、腫れている
・口臭が気になる
・歯ぐきが下がって歯が長く見える
・歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなった
・歯が浮いたような感じがする
・歯が揺れる
といった症状がある場合には、歯周病が進行している可能性があります。
一度失われた骨は簡単には元に戻りません
歯周病で特に注意したいのが、歯を支える骨の減少です。
歯肉炎の段階であれば、歯磨きや歯科医院でのクリーニングによって炎症が改善し、健康な状態に戻ることが期待できます。
しかし、歯周炎まで進行して歯を支えている骨が失われてしまうと、基本的には元の状態へ完全に戻すことは難しくなります。
さらに進行すると、歯を支える力が弱くなり、最終的には歯が大きく揺れて抜歯が必要になることもあります。
そのため歯周病は、「症状が出てから治療する」のではなく、「症状がないうちから予防・管理する」ことがとても重要な病気なのです。
歯周病を早期発見するためには
歯周病の状態を確認するため、歯科医院では「歯周ポケット」の深さを測定します。
歯と歯ぐきの間には溝があり、歯周病が進行するとこの溝が深くなっていきます。
さらに、出血の有無、歯の揺れ、プラークの付着状態、レントゲン写真による骨の状態などを総合的に確認します。
鏡で歯を見ただけでは分からない部分まで調べるため、自覚症状がなくても歯周病が見つかることがあります。
痛くない今こそ、歯科医院へ
歯周病は「痛くなったら歯医者に行こう」という考えでは、発見が遅れてしまう可能性があります。
痛みがないことと、健康であることは同じではありません。
毎日の丁寧な歯磨きに加えて、歯ブラシだけでは落としにくい歯石や歯周ポケットの中の汚れを、歯科医院で定期的に確認・除去することが大切です。
特に、
「最近歯医者に行っていない」
「歯磨きすると血が出る」
「口臭が気になる」
「歯ぐきが下がってきた気がする」
という方は、一度歯周病の検査を受けてみることをおすすめします。
自分の歯を長く残すためにも、「痛くなってから」ではなく「痛くないうちから」お口の状態を確認していきましょう。
ここまで読んでくださりありがとうございます🙇♀️