食事とお口の中のpHの変化

みなさんこんにちは!!
管理栄養士 兼 歯科助手の池田です(^^)

最近は梅雨模様で、天気がどんよりした日々が続きますね(( _ _ ))
気温も朝晩と日中の差が激しいので、体温調節が難しくなり、体調を崩しやすい時期でもあるので、体調管理にも気をつけてじめじめとした嫌な梅雨の時期を乗り越えましょうね!(^^)♩

さて、今日は食事とお口の中のpHの変化についてお話ししていきたいと思います。

人の口の中は普段は中世に保たれていますが、食事を取るとpHは下がり始め酸性になっていきます。酸性になると歯が溶け出し虫歯になる危険が高まってしまいます。

この時、虫歯にならないように防いでくれるのが『唾液』です。食事中、噛むことによって唾液が出てきますが、唾液の作用には下がってしまったpHを元に戻してくれる性質があるので、一度溶け出した歯を再び元に戻してくれます。

これを、
・『脱灰』…..食事の際、糖分を摂取することで細菌により酸が発生して歯が溶け出すこと

・『再石灰化』…..唾液の作用によりpHが元に戻り再び溶け出した歯を健康な状態に戻してくれること

といいます。

 

食事をして歯が溶け出して元に戻るこの脱灰と再石灰化には、ある程度時間がかかるので、1日3回の食事にプラスして何度も間食をとってしまうと、その分脱灰時間が増えてしまい、きちんと再石灰化する前にまた脱灰が始まってしまうため、虫歯になりやすくなってしまいます。

そのため、虫歯になりにくいようにするためには、、

*極力間食は1日1回、だらだら食べないようにしましょう!
*食事はしっかり噛んで唾液を出すようにしましょう!
*寝ている間は唾液が出にくくなるので、寝る1、2時間前は糖分が入った飲み物は避け、お茶かお水を飲むようにしましょう!

の、3点をまずは心がけて虫歯になりにくいお口の環境づくりをしていきましょう♩

また、よく聞く『フッ素』は食事で発生してしまう細菌の働きを抑制して、酸を作らないようにしてくれるので虫歯になりにくいと言われています。

フッ素は食事からも摂取することができるので普段の食事に取り入れるようにしてみてくださいね〜!

〈フッ素を多く含む食材〉
魚類(とくにいわし、えび、貝)、海藻類、味噌、塩、りんご、みかん、緑茶、ミネラルウォーター、ビール、めざし

※味噌や塩などはとりすぎると塩分の過剰摂取につながってしまうのであくまで適正量を守って摂取してくださいね!(o^^o)