歯石ってなに??

みなさんこんにちは🌷𓈒𓂂𓏸
パーク歯科クリニック歯科衛生士の熊坂です💐

先日吹きガラス体験をしてきました☺️
1200度の釜からトロトロのガラスをとり息を吹き込んで形を形成していくのですが、とっても難しくそして暑く楽しい体験でした👍
色や形を自由にできるので是非皆さんもやってみてくださいね𖠚♡

 

今日は 歯石 について簡単にお話しさせていただきます。

歯石とは、歯に付着した歯垢(プラーク)が、石灰化して硬くなったものを歯石と言います。歯石は歯ブラシで除去できないため、定期的に歯科医院を受診して除去する必要があります。

 

細菌の塊である歯垢(プラーク)は、不十分なケアにより歯に付着したまま放置されると、唾液に含まれているリン酸やカルシウムが沈着して石のようになります。この歯垢が硬く変化(石灰化)したものが歯石です。個人差はありますが、歯垢が歯石へと変化するまでには早い方は2.3日かかるという報告があります。

 

歯石は「歯肉縁上歯石」と「歯肉縁下歯石」の2種類に分類されます。
歯肉縁上歯石は歯肉より上にある白色あるいは黄色の歯石で、唾液に含まれるリン酸カルシウムがプラークと反応することで形成されます。
歯肉縁下歯石は、歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)に面した歯根面に付着した黒褐色の歯石を指します。歯周ポケットからの浸出液中のミネラルの沈着により歯肉縁下プラークが石灰化して形成されます。
歯石の蓄積による歯や歯肉への悪影響
歯石の主成分はリン酸カルシウムで、その他の構成物として細菌の死骸やたんぱく質などが挙げられます。歯石自体が悪さをすることはありませんが、歯石の表面は軽石のようにデコボコとしており、細菌が住み着いて繁殖するには絶好の環境です。そのため、歯石が蓄積した状態を放置していると、その上に歯垢がたまりやすくなります。

歯石に住み着く細菌は、歯周病、口臭などのトラブルを引き起こす恐れがあります。そのため、歯石は歯科医院で定期的に除去してもらう必要があります。

歯石が形成されてしまう原因は、歯垢の除去が不十分であることにあります。
硬い歯石に変化すると除去が困難になってしまいますが、軟らかい歯垢の時点ではセルフケアで除去することが可能です。歯垢が歯石へと変化する前に、歯ブラシやデンタルフロス・歯間ブラシを使ってしっかりと歯垢を除去することが、歯石の沈着予防へとつながります。

一度付いてしまった歯石は、セルフケアで取る事はできませんので、ぜひ歯科医院でクリーニングを行い綺麗にしていきましょう!