
みなさんこんにちは!歯科衛生士の田口です🦷
最近気温がぐっと下がり寒くなってきましたが、体調はいかがでしょうか
患者様の中にもインフルエンザにかかられる方もいらっしゃるようなので、お気をつけください🙌
最近集めているめじるしアクセサリーの写真を乗せておきます(笑)

話は変わり、本日は「縁下プラークとは?」についてお話していきます!
皆さんは「縁下プラーク(えんかプラーク)」という言葉を聞いたことがありますか?
毎日歯磨きをしていても、歯ブラシが届きにくい場所には汚れが残ってしまうことがあります。その中でも、歯と歯ぐきの境目よりも内側に付着するプラークは、歯ぐきの健康に大きく関係しています。今回は、縁下プラークとは何か、放置するとどうなるのか、そして除去するためにはどのような治療が必要なのかについてご紹介します。🦷🪥
■ 縁下プラークとは?
プラークとは、歯の表面などに付着する細菌のかたまりのことです。食べかすそのものではなく、細菌が増殖して形成したもので、歯垢(しこう)とも呼ばれます。
プラークは付着する場所によって、主に「歯肉縁上プラーク」と「歯肉縁下プラーク」に分けられます。
歯肉縁上プラークは、歯ぐきより上の歯の表面に付着するプラークです。一方、縁下プラークは、歯と歯ぐきの境目よりも内側にある歯周ポケットの中に付着するプラークを指します。
歯周ポケットは、歯と歯ぐきの間にある溝のことです。健康な歯ぐきにも浅い溝がありますが、歯周病によって歯ぐきの炎症や歯を支える組織の破壊が進むと、溝が深くなり、歯周ポケットが形成されます。🩸
歯周ポケットの中は歯ブラシの毛先が届きにくいため、縁下プラークが残りやすい場所です。また、ポケットの中には酸素が少ない環境を好む細菌も増えやすく、歯周病の進行に関係します。
■ 縁下プラークを放置するとどうなるの?🫨
縁下プラークが長期間残り続けると、プラーク中の細菌によって歯ぐきに炎症が起こり、歯肉炎や歯周病につながる可能性があります。
歯肉炎では、歯ぐきが赤く腫れたり、歯磨きや歯周ポケットの検査時に出血したりすることがあります。この段階では、歯を支える骨に破壊が起きていないことが一般的で、適切なプラーク除去によって改善が期待できます。
しかし、炎症が続いて歯周病へ進行すると、歯を支えている歯槽骨などの組織が少しずつ破壊されることがあります。進行すると歯ぐきが下がる、歯が長く見える、歯がぐらつく、口臭が強くなるといった症状が現れる場合もあります。🗣
さらに、歯周病は初期の段階では痛みなどの自覚症状が少ないことも特徴です。そのため、気づかないうちに進行していることがあります。「痛くないから大丈夫」と思わず、定期的に歯ぐきの状態を確認することが大切です。
なお、縁下プラークがあるからといって、必ず歯周病が進行するわけではありません。歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さ、出血の有無などを確認し、必要なケアや治療を行うことが重要です。
■ 縁下プラークを除去するには?🪥
縁下プラークは歯ブラシだけでは十分に除去できないことが多いため、歯科医院での専門的な歯周病治療が必要になる場合があります。
まず、歯周ポケットの深さや出血の有無、歯石の付着状態などを検査し、お口の中の状態を確認します。そのうえで、歯の表面や歯周ポケット内に付着したプラーク・歯石を専用の器具で取り除きます。歯ぐきの下に付着した歯石などを除去する処置は、一般的に「スケーリング・ルートプレーニング(SRP)」と呼ばれます。
歯石はプラークが硬くなったもので、歯ブラシでは取り除くことができません。また、歯石の表面には新たなプラークが付着しやすいため、歯科医院での除去が必要です。
歯周病の進行度や歯周ポケットの深さによっては、複数回に分けて治療を行ったり、治療後に歯ぐきの状態を再評価したりすることがあります。状態によっては、追加の歯周病治療が必要になる場合もあります。
■ 治療後は毎日のセルフケアも大切!👅
歯科医院で縁下プラークや歯石を除去しても、その後のケアが不十分だと、再びプラークが付着して炎症が起こる可能性があります。
毎日の歯磨きでは、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先をやさしく当て、小刻みに動かすことを意識しましょう。歯と歯の間には、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことも効果的です。歯間ブラシは、歯と歯の隙間に合ったサイズを選び、無理に押し込まないようにしましょう。
また、歯周病は一度治療したら終わりではありません。再発や進行を防ぐために、歯科医院で定期的に歯周ポケットの状態を確認し、必要に応じてクリーニングを受けることが大切です。
■ まとめ⭐️
縁下プラークは、歯と歯ぐきの境目よりも内側にある歯周ポケットに付着する細菌のかたまりです。放置すると歯ぐきの炎症を引き起こし、歯肉炎や歯周病の原因となることがあります。
歯周ポケットの中の汚れは、毎日の歯磨きだけでは十分に取り除けない場合があるため、歯科医院での検査や専門的な歯周病治療が重要です。
ご自身の歯と歯ぐきを長く健康に保つためにも、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診を続けていきましょう!